伊藤万理華「まさか映画館で上映になるとは」自身初の男の子役で主演!枝優花監督最新短編映画『息をするように』9月公開!

映画『少女邂逅』のほかドラマ制作やアーティストのミュージックビデオ制作などを行う枝優花監督が、シンガーソングライター・Karin.の楽曲にインスパイアされ、乃木坂46の卒業生・伊藤万理華主演で贈るみずみずしい青春短編映画『息をするように』が、9月18日より公開されることが決定した。併せて、予告編がお披露目となった。

本作は、アイデンティティも性自認も定かでない思春期の少年アキが、転校先で出会ったキイタと過ごすことで、心の奥に澱のように溜まっていた屈託を、静かに前向きに受け入れていく姿を描いた掌編。

主演は伊藤万理華は男の子役に初挑戦する。主題歌は、Karin.の「過去と未来の間」。劇中の劇伴音楽もKarin.が自ら書き下ろし提供した。Karin.の音楽世界にも通じる「孤独」と「普遍」というテーマが、刹那的で美しい映像と解釈の余白を残したストーリーによって独自の世界観を紡いだ佳作となった。

▼スタッフ&キャスト コメント

■伊藤万理華(少年アキ役)
まさか映画館で上映になるとは思いもしませんでした。枝さんの言葉にできない淡い世界とKarin.さんの実直で優しい歌声を大画面でぜひ触れてほしいです。この撮影を通して、自分は、誰しも、誰かとの替えがきかない特別な存在なんだ、と救われました。お二人に出逢えて良かったです。

■枝優花(監督)
まさかこのような形で劇場で流していただけること、とても嬉しく思います。この作品はもともとKarin.さんの楽曲からインスピレーションを得て、短編映画とミュージックビデオのセットという形で製作しました。そこから沢山の人たちのおかげで、1本の短編映画として生まれ変わりました。感謝です。わかりやすいものが急速に手に入りやすい時代になりましたが、それでもきっと、ずっとわからないものは存在していて、それは究極のところ自分自身なのではないかと思います。それは可笑しくも苦しいことですが、だからこそ生きているのだと思います。そう信じている私を救いたくて作りました。そして、どうかこの作品がどこかの誰かに届くといいなと思ってもいます。

■Karin.(音楽)
音楽活動を始めてから「孤独」というものと向き合って楽曲制作をしてきて二十歳になる前に、孤独の集大成「solitude ability」というアルバムを制作しました。この短編映画を通して、一人だった孤独がこんなにたくさんの方と関わることができるとは思ってもいなかったので驚きもありましたが、何よりもこのアルバムがより確かな存在になれた気がしていて、私だけでは観られなかった景色を観ることが出来たように感じます。以前から伊藤万理華さんの表現が好きでした。枝優花監督が映し出す世界観に何度も救われ、全ての作品をチェックしていたので、今回夢のようなコラボレーションが叶い、本当に嬉しかったです。そして、人生で初めて劇伴の制作を担当させていただきました。どうしたらアキとキイタの感情に寄り添うことが出来るのかを考え、何度も映像に音を合わせて紡ぎました。この劇伴は「綺麗な水色に墨を一滴垂らしたような音」をイメージの元、旋律を考え、弾かせていただきました。誰かを想った時に放たれる鋭い光や優しい眼差しを「息をするように」で感じました。是非たくさんの方に観ていただきたいです。

『息をするように』
9月18日(土)より、ユーロスペースにてレイトショー公開
監督・脚本:枝優花
音楽:Karin.
主題歌:Karin.「過去と未来の間」
出演:伊藤万理華 小野寺晃良
配給:ブリッジヘッド

©2021 FAITH MUSIC ENTERTAINMENT INC. UNIVERSAL MUSIC LLC