金子大地「すごく魅力的な表情をされる女優さん」、石川瑠華「俳優としても尊敬」

第2回「未完成映画予告編大賞 MI-CAN」グランプリ受賞作を、金子大地と石川瑠華を主演に迎えて映画化する『猿楽町で会いましょう』が、6月4日より公開中。このほど、6月5日に渋谷・ホワイトシネクイントにて公開記念舞台挨拶が行われ、キャストの金子大地、石川瑠華、栁俊太郎、前野健太、児山隆監督が登壇した。

4日に行われた初日舞台挨拶に、急遽駆けつけたという金子と石川。その心境について金子は「なにがなんでも行きたい」と思っていたそうで、それに同意した石川も「行きたいという気持ちと、監督に『おめでとう』が言いたかった」と、素直な気持ちを明かした。

駆け出しのフォトグラファー小山田役を演じた金子は、「脚本を呼んだときに、純粋だけど未完成。とにかく余裕のない男を意識した」という。物語の中で大きく心情が変化する表現については、「撮影が2週間あって毎日が濃かった。撮影を通して自分も自然と変わっていった」ことを明かした。

ヒロインのユカ役を演じた石川は、自身の役について「悪いことしかなくて、脚本を呼んだだけでは好きにはなれかった」というが、役を演じる上で「ユカにできるだけ寄り添ってあげようと」思いが変化していったという。

「お互いに刺激を受けたところは?」という質問に、金子は石川を「すごく魅力的な表情をされる女優さん」とし、「お芝居していても、『こういう反応するんだ!?』という驚きがあって、一緒にお芝居していて楽しかったです」とコメント。石川は「小山田と金子さんはすごく違っていて。切り替えが早くて、俳優としても尊敬したし、小山田としてはユカがどうなっても支えてくれるたので、ずっと『ありがとう、ごめんなさい』と思いながら(笑)」と撮影時の気持ちを明かした。

そんなヒロインのユカを「どんな人だと思うか?」という質問に、柳は「結構厳しい…、正直近寄りたくない。でも分かっていても、行っちゃうのは分かります(笑)」と苦笑い。前野は「魅力的で、たぶん近くにいたら歌を作ってしまうような、入り込んでしまうような女性」と表現していた。

最後に石川は「ユカのような理解されない人は、嫌われたり、人が離れていったりする。だけどひとりぼっちでは生きていけない。きっとどこかで誰かに理解されたいと思っているはず。周りにそういう人が居たら、手を差し伸べてあげてほしい」と熱く語っていた。

『猿楽町で会いましょう』
6月4日(金)より、渋谷ホワイトシネクイント、シネ・リーブル池袋ほか全国順次公開
監督・脚本:児山隆
脚本:渋谷悠
主題歌:春ねむり「セブンス・ヘブン」
出演:金子大地 石川瑠華 栁俊太郎 小西桜子 長友郁真 大窪人衛 呉城久美 岩瀬亮 前野健太
配給:ラビットハウス

【ストーリー】 駆け出しのフォトグラファー小山田(金子大地)は、撮影で読者モデルのユカ(石川瑠華)と出会う。コケティッシュでピュアなユカに惹かれ、彼女を被写体に次々と作品を撮り始める小山田。そして二人は付き合い始め、猿楽町で撮った作品はコンテストで受賞し周囲に認められ始める。しかし、元カレの存在を知った小山田は次第にユカの言動を疑い始め…。

©2019オフィスクレッシェンド

『猿楽町で会いましょう』
6月4日(金)より、渋谷ホワイトシネクイント、シネ・リーブル池袋ほか全国順次公開
監督・脚本:児山隆
脚本:渋谷悠
主題歌:春ねむり「セブンス・ヘブン」
出演:金子大地 石川瑠華 栁俊太郎 小西桜子 長友郁真 大窪人衛 呉城久美 岩瀬亮 前野健太
配給:ラビットハウス

【ストーリー】 駆け出しのフォトグラファー小山田(金子大地)は、撮影で読者モデルのユカ(石川瑠華)と出会う。コケティッシュでピュアなユカに惹かれ、彼女を被写体に次々と作品を撮り始める小山田。そして二人は付き合い始め、猿楽町で撮った作品はコンテストで受賞し周囲に認められ始める。しかし、元カレの存在を知った小山田は次第にユカの言動を疑い始め…。

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