金子大地に監督が一目惚れ!?「すごくグッときた。会って30秒でお願いした」

第2回「未完成映画予告編大賞 MI-CAN」グランプリ受賞作を、金子大地と石川瑠華を主演に迎えて映画化する『猿楽町で会いましょう』が、2020年に公開される。このほど、10月30日にTOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われている第32回東京国際映画祭、日本映画スプラッシュ部門にて本作の上映と舞台挨拶が行われ、キャストの金子大地、石川瑠華、児山隆監督が登壇した。

鳴かず飛ばずのフォトグラファー、小山田は、読者モデルのユカと出会う。しだいに距離を縮めていく二人だが、ユカが小山田に体を許すことは決してなかった。そんな中、小山田が撮った彼女の写真が二人の運命を大きく変えていく。

フォトグラファー・小山田役を演じた金子。2分間の予告を観たときに「石川さんの表情が残っていて、長編ではもっと石川さんの表情を引き出したい」と思ったという。役柄については「今までやったことのない役。でも自分から出ているところもあるので、そこを見てもらいたい」と自身の演技をアピールした。

どこか掴めないユカ役の石川は「自分が演技を始めた感じとユカが似ていた」そうで、「少し前の自分を思い出しながら」演じることを心がけたという。

本作が長編映画デビューとなる児山監督。ユカ役のキャスティングの際、インスタグラムで石川を見つけたそうで「この人、実在感があるなと思って、インスタのDMで連絡して『怪しい人ではない』」ことを強調して、石川から快くオファーを受けてもらったという。

小山田役に関しては、金子が候補にあがった時点で「いくつかの作品を観させていただいて、すごく面白い人だと思った」と児山監督。「実際にお会いしたら、僕が観てきたどの金子さんでもでなくて、すごくグッときた。会って30秒から1分ぐらいでお願いした」ことを明かし、金子を照れさせていた。

『猿楽町で会いましょう』
2020年、渋谷シネクイントほか全国順次公開
監督・脚本:児山隆
脚本:渋谷悠
出演:金子大地 石川瑠華 栁俊太郎 小西桜子 長友郁真 大窪人衛 呉城久美 岩瀬亮 前野健太
配給:エレファントハウス

【ストーリー】 駆け出しのフォトグラファー小山田(金子大地)は、撮影で読者モデルのユカ(石川瑠華)と出会う。コケティッシュでピュアなユカに惹かれ、彼女を被写体に次々と作品を撮り始める小山田。そして二人は付き合い始め、猿楽町で撮った作品はコンテストで受賞し周囲に認められ始める。しかし、元カレの存在を知った小山田は次第にユカの言動を疑い始め…。

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