金子大地「東京で暮らす若者のリアルな成長物語」、石川瑠華「今の時代や現実と向き合った映画」『猿楽町で会いましょう』2020年公開

第2回「未完成映画予告編大賞 MI-CAN」グランプリ受賞作を、金子大地と石川瑠華を主演に迎えて映画化する『猿楽町で会いましょう』が、2020年に公開されることが決定し、場面写真がお披露目となった。併せて、本作が第32回東京国際映画祭日本映画スプラッシュ部門に選出されたことが発表された。

鳴かず飛ばずのフォトグラファー、小山田は、読者モデルのユカと出会う。しだいに距離を縮めていく二人だが、ユカが小山田に体を許すことは決してなかった。そんな中、小山田が撮った彼女の写真が二人の運命を大きく変えていく。

フォトグラファー・小山田役を、「おっさんずラブ」「腐女子、うっかりゲイに告る。」など出演作が相次ぐ注目の若手、金子大地、どこか掴めないユカ役を、ネクストブレイク必至の石川瑠華が演じる。そのほか、ユカの元恋人・良平役に栁俊太郎、ユカがタレント養成学校で出会う友人、久子役に小西桜子、雑誌編集長役に前野健太が扮する。本作が長編映画デビューとなる児山隆監督が、変わりゆく渋谷の街を舞台に、若者たちの刹那の恋を流麗なカメラワークで切り取る。

■金子大地(小山田役) コメント
予告編から始まった「猿楽町で会いましょう」。初めて予告編を観させていただいたとき、すごく惹きつけられるものがあり、小山田役を演じられることに喜びを感じました。いま東京で暮らしている若者のリアルな成長物語を描いていると思います。今回東京国際映画祭に出品が決まり、僕としては映画初主演で、初の映画祭なのでとても嬉しいです。児山監督を中心に一つ一つ丁寧に撮影した作品なので、多くの方々に観ていただきたいです。

■石川瑠華(ユカ役) コメント
東京国際映画祭日本映画スプラッシュ部門に選んでいただき、本当にありがとうございます。予告編を作ることから始まり、本編が完成し、素敵な場所でスタートが切れることが嬉しいです。今の時代や現実と向き合った映画だと思っています。一人でも多くの人に届きますように。楽しみにしててください。

■児山隆(監督) コメント
2020年の公開を目指していたので、こんなに早いタイミングで上映できる機会をいただけたことをとてもうれしく思っています。金子大地さん、石川瑠華さんと一緒に映画を作ることはとても幸福な経験でした。猿楽町に瑞々しく儚なく、美しく存在する小山田とユカを、どうか劇場で観ていただければと思います。

『猿楽町で会いましょう』
2020年、渋谷シネクイントほか全国順次公開
監督・脚本:児山隆
脚本:渋谷悠
出演:金子大地 石川瑠華 栁俊太郎 小西桜子 長友郁真 大窪人衛 呉城久美 岩瀬亮 前野健太
配給:エレファントハウス

【ストーリー】 駆け出しのフォトグラファー小山田(金子大地)は、撮影で読者モデルのユカ(石川瑠華)と出会う。コケティッシュでピュアなユカに惹かれ、彼女を被写体に次々と作品を撮り始める小山田。そして二人は付き合い始め、猿楽町で撮った作品はコンテストで受賞し周囲に認められ始める。しかし、元カレの存在を知った小山田は次第にユカの言動を疑い始め…。

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