遠藤雄弥と津田寛治のダブル主演で、太平洋戦争が終結したにも関わらず、任務解除の命令を受けられないままフィリピンで孤独な生活を送り続けた実在の人物・小野田寛郎旧陸軍少尉の壮絶な半生を描く、フランス、ドイツ、ベルギー、イタリア、日本の合作『ONODA(原題)』が、今秋に公開されることが決定した。
実在の人物である小野田寛郎(おのだひろお)旧陸軍少尉が、太平洋戦争の終わりを迎えた後も任務解除の命令を受けられないまま、フィリピン・ルバング島にて孤独な日々を過ごし、約30年後の1974年、自身が51歳で日本に帰還したというニュースは、未だに日本人の記憶に残っている。本作は、この史実を元に小野田という一人の男が生き抜いた孤独と壮絶な日々を描いた人間ドラマ。
監督を務めるのは、長編デビュー作『汚れたダイヤモンド』でフランス批評家協会賞・新人監督賞ほか数々の賞を総なめにした、社会派の作品を得意とする新鋭実力派監督・アルチュール・アラリ。全編日本語での演出にこだわり、徹底したリサーチと演出力で鬼気迫るドラマを作り上げた。
主演を務めるのは、遠藤雄弥と津田寛治。そのほか、フランス、ドイツ、ベルギー、イタリア、日本の合作にも関わらず、全キャストを日本人俳優で固め、満身創痍の撮影に挑んで完成した。
『ONODA(原題)』
今秋 全国公開
監督:アルチュール・アラリ
出演:遠藤雄弥 津田寛治
配給:エレファントハウス
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