アンソニー・ホプキンス「私は誰なんだ?」現実と幻想の境界線が曖昧に!『ファーザー』ショート予告編&ポスタービジュアル

世界30ヶ国以上で上演された傑作舞台を映画化し、名優アンソニー・ホプキンスの役者人生の集大成としてアカデミー賞有力候補に挙げられる感動作『ファーザー』の公開日が5月14日に決定し、併せて、ショート予告編とポスタービジュアルがお披露目となった。

本作は、誰にとっても他人事ではない、老いることへの不安や、関係性が変わっても逃れることのできない親子の愛情を描いた極上の感動作。年齢と共に誰もが経験する喪失と親子の愛を、記憶や時間が混迷していく父の視点で描くという、これまでにない画期的な映画体験は、迷宮に足を踏み入れていくような戸惑いと、愛する家族が自身を忘れてしまう切なさ、人間味から滲み出るユーモアなど、様々な感情を重層的に呼び起こしながら、最後には観客を思わぬ感動の境地へと連れていく。先日発表された第78回ゴールデン・グローブ賞では、作品賞〈ドラマ部門〉、主演男優賞〈ドラマ部門〉、助演女優賞、脚本賞の4部門にノミネートされた。

予告編は、記憶が薄れゆく自身に困惑するアンソニー(アンソニー・ホプキンス)のシーンから始まる。父親の姿に戸惑う娘のアン(オリヴィア・コールマン)の姿とともに、アンソニーの視点を通して映し出される現実と幻想の境界線が曖昧になっていく様子や、過去の記憶と時間の混乱が、観る者をスリリングな映像体験へと誘う。父と娘の深く揺れ動く感情に心を掴まれるとともに、親子の深い愛が鮮明に映し出されている。

ポスタービジュアルには、「史上最高の演技」の言葉とともに、愛おしい眼差しで見つめあうアンソニーとアンの親子の姿が収められる。現実と幻想の境界線が崩れゆく父と、戸惑う娘。驚きと不安の中たどり着いた答えとは…?

『ファーザー』
5月14日(金)より、TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
監督・原作・脚本:フロリアン・ゼレール
脚本:クリストファー・ハンプトン
出演:アンソニー・ホプキンス オリヴィア・コールマン マーク・ゲイティス イモージェン・プーツ ルーファス・シーウェル オリヴィア・ウィリアムズ
配給:ショウゲート

【ストーリー】 ロンドンで独り暮らしを送る81歳のアンソニー(アンソニー・ホプキンス)は記憶が薄れ始めていたが、娘のアン(オリヴィア・コールマン)が手配する介護人を拒否していた。そんな中、アンから新しい恋人とパリで暮らすと告げられショックを受ける。だが、それが事実なら、アンソニーの自宅に突然現れ、アンと結婚して10年以上になると語る、この見知らぬ男は誰だ?なぜ彼はここが自分とアンの家だと主張するのか?ひょっとして財産を奪う気か?そして、アンソニーのもう一人の娘、最愛のルーシーはどこに消えたのか?現実と幻想の境界が崩れていく中、最後にアンソニーがたどり着いた“真実”とは…?

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