松坂桃李、先輩・松浦亜弥にサイン「やんわり断られました…(笑)」結婚後に変わったことは…?

ハロー!プロジェクトへの熱い愛と、大切な仲間たちとの出会いと別れを描いた劔樹人の自伝的青春コミックエッセイ「あの頃。 男子かしまし物語」を、松坂桃李主演、今泉力哉監督によって実写化する『あの頃。』が、2月19日より公開される。このほど、1月18日に神楽座にて完成披露報告会が行われ、キャストの松坂桃李、仲野太賀、山中崇、若葉竜也、芹澤興人、コカドケンタロウ、今泉力哉監督が登壇した。

本作への出演の経緯に驚きの偶然があるという松坂。「マネージャーさんから『松浦亜弥さんのファンの役、どうですか?』と言われたときに、『松浦先輩か…』と。というのも、僕が中学一年生のときに、中学三年生に松浦さんがいまして。その時の記憶がよみがえって、これはやるしかない」と出演オファーを快諾したという。中学時代の松浦について「スターってこういう輝き方をするんだなと。歩くたびにキラキラしたものが、残り香のように残るというか(笑)。これがスターだ!」と感じていたことを告白。当時、話したことは一度もなかったそうだが「中学一年生のときにサインを貰いに行ったんですけど、やんわり断られました(笑)」と苦い思い出を明かしていた。

イベントでは、今夢中になっていることをフリップに書いて披露する一幕も。「スラムダンク」と書いた松坂は、「皆さん、映画化になるのご存知ですか? 激震が走りましたね。それぐらいファンの中では異例」と目を輝かせ、「これがきっかけで中学時代バスケットを始めた。これがなかったらバスケとは出会えてなかった」と青春時代を振り返った。

本イベントが結婚後初の公の場となった松坂。「自分の推しに、時間とお金の使い方は変わったか?」という質問に、松坂は「健康をより一層大事にしようと思いました。健康管理をしっかりとやっていきたい」と述べていた。

「車」と答えた仲野は特に「古い車がすごい好き」だという。「ネットで古い車を見ているのが楽しい。YouTubeに、別の会社の車を比較する動画があって、これを見ている時間が長いことに気がついた」と笑顔で語っていた。

『あの頃。』
2月19日(金)より、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
監督:今泉力哉
原作:劔樹人「あの頃。 男子かしまし物語」
脚本:冨永昌敬
音楽:長谷川白紙
出演:松坂桃李 仲野太賀 山中崇 若葉竜也 芹澤興人 コカドケンタロウ 大下ヒロト 木口健太 中田青渚 片山友希 山﨑夢羽(BEYOOOOONDS) 西田尚美 ぱいぱいでか美 どんぐり いまおかしんじ 増子直純(怒髪天) MONO NO AWARE ニーネ
配給:ファントム・フィルム

【ストーリー】 大学院受験に失敗し、彼女なし、お金なし、地獄のようなバンド活動もうまくいかず、どん底の生活を送っていた劔(松坂桃李)。ある日、松浦亜弥(山﨑夢羽)の「♡桃色片想い♡」のMVを見たことをきっかけに、劔は一気にハロー!プロジェクトのアイドルたちにドハマりし、オタ活にのめり込んでいく。藤本美貴の魅力を熱く語るケチでプライドが高いコズミン(仲野太賀)をはじめとした個性的なオタク仲間と出会い、学園祭でのハロプロの啓蒙活動やトークイベント、また「恋愛研究会。」というバンドを結成しライブ活動を行うなど、くだらなくも愛おしい青春の日々を謳歌する劔。しかし時は流れ、仲間たちはハロプロのアイドルとおなじくらい大切なものを見つけて次第に離れ離れになり…。

©2020『あの頃。』製作委員会