独身主義者とレズビアン、二人の奇妙な共同生活が始まる!川崎僚監督作『Eggs 選ばれたい私たち』予告編

2018年タリン・ブラックナイツ映画祭で日本映画唯一のコンペティション作品に選出された、川崎僚監督の初長編作品『Eggs 選ばれたい私たち』が、2月26日より公開される。このほど、本作の予告編がお披露目となった。

本作は、何らかの事情で産めない、あるいは産まない選択をしたが、それでも母になることを希求する女性たちの切なる想いを掬い取ったヒューマンドラマ。

予告編冒頭、映画パーソナリティ・伊藤さとりのコメント「人に、仕事に、誰だって選ばれたい。反逆児のように突飛な発想で社会を見つめ、誰もが気付かされる自分の問題に寄り添う70分。これは女の問題だけではなかった」が浮かび上がり、続けてエッグドナーの説明を受ける純子(寺坂光恵)の姿、純子と葵(川合空)がエッグドナーの説明会で出会うシーン、そしてどちらがエッグドナーに選ばれるのか、そんな期待と不安を胸に共同生活を送る姿が映し出される。

『Eggs 選ばれたい私たち』
2月26日(金)より、テアトル新宿にて公開、以後全国順次公開
監督・脚本:川崎僚
出演:寺坂光恵 川合空 三坂知絵子 新津ちせ 湯舟すぴか みやべほの 見里瑞穂 斉藤結女 荒木めぐみ 鈴木達也 生江美香穂 高木悠衣 森累珠 加藤桃子 すズきさだお 松井香保里
配給:ブライトホース・フィルム

【ストーリー】 子どものいない夫婦に卵子を提供するエッグドナー(卵子提供者)に志願した独身主義者の純子(寺坂光恵)。そのドナー登録説明会で、偶然、従姉妹の葵(川合空)に再会し、彼女がレズビアンであることを知った。恋人に家を追い出された葵は、純子の家に転がり込み、二人の少し奇妙な共同生活が始まった。エッグドナーに選ばれれば、ハワイやマレーシアなどの海外で卵子を摘出し、謝礼金がもらえる。選ぶのは、子供を希望する夫婦。そして、エッグドナーには30歳までという年齢制限がある。わずか数カ月で30歳を迎える純子は、それでもドナー登録をすることに決めた。純子と葵は、どちらが選ばれるかという期待と不安を感じながらも、いつしか「遺伝子上の母になりたい」という同じ目的に向かって“選ばれる”為に、新たな生活を始めようとするのだった。

©「Eggs 選ばれたい私たち」製作委員会