大沢たかお「痩せろと言われてね…(笑)」一ヶ月半で10キロ減量!古川雄大、村井良大らは感嘆!

かつて人々の心身の状態を読み、災いを避け、吉方を示し、未来へと導いた陰陽師をテーマに、大沢たかお主演、古川雄大、村井良大、田口トモロヲ、山本耕史ら豪華キャスト共演で贈る舞台「INSPIRE 陰陽師」が、12月31日から2021年1月6日にわたり(1月1日休演日)、日生劇場及びライブ配信にて上演される。このほど、12月27日に生配信イベント<スペシャルトークライブ>が行われ、大沢たかお、古川雄大、村井良大、田口トモロヲ、山本耕史が登壇した。

舞台「INSPIRE 陰陽師」公演初日の大晦日まであと数日。平安時代と令和時代を跨ぐ本作で“令和時代”を象徴するスタイリッシュなダークトーンの衣裳を身に纏った主要キャスト、大沢、古川、村井、田口、山本の5人が登壇し、10年ぶりの主演舞台となる座⻑・大沢の掛け声でイベントはスタートした。

登壇キャストらはカメラに向け手を振りながら和やかな雰囲気で挨拶し、大沢から指名を受けた山本は本作の背景となった舞台設定やストーリーを紹介。続いて役どころについて、本作で初の陰陽師に挑戦する大沢は「平安時代の陰陽師・安倍晴明を演じる大沢たかおです。平安時代で有名なこの安倍晴明が今の令和時代に登場したらいったいどうなる?というところが楽しめる作品で、一生懸命に稽古しています」と語り、ダブルキャストで送る藤原兼家役の古川は「藤原道⻑のお父さんにあたる役で、この作品のなかでは時間を動かしたりもして、安倍晴明の親友という役で登場します」、村井は「兼家という役は令和時代にも魂というか、想いを受け継ぐ存在が登場するので、そこを注目していただきたいです」とそれぞれが思い描く“藤原兼家”と注目ポイントをコメント。また芦野道隆役の田口は「”芦野アカデミー”というスピリチュアル団体を主催しており、闇に魅入られたカリスマ性をもつスピリチュアリストを演じています」、歌人・蝉丸役の山本は「平成の頃から晴明様のお使いをしていて、身の回りの世話をしたり、時にはびわを弾いたり、歌をしたりと、令和まで27代に渡り晴明様の言いつけをまもって1000年の間、晴明様を探し続けてやっと出会えたというのが令和時代まで続いてきますので、そういう設定を楽しみにしていただけると思います」と話し、安倍晴明との掛け合いシーンについて期待を膨らませた。

ドラマや映画・漫画・ゲームなど「陰陽師」をテーマにした様々な物語のなかでも、平安と令和を跨ぐという今までにない“陰陽師”を披露する本作。見どころについて、山本は「見どころはたくさんありますけど劇場に入ってきてまず目を引くのがLEDの装置ですごく綺麗。映像がずっと動き続けていて街の様子が変わっていく、風や街の空気感も感じられる。そしてファイバービームという舞台ではなかなか体感することはないような装置も使われています」、田口は「ファイバービームは客席でキャスト、スタッフのみんなで演出を確認した時に『やばい…やばい…やばい!』というざわめきが起こりました。今回は“目”が楽しい舞台になっていて照明演出も見どころになっているので皆さんも楽しみにしていてください」、そして村井は「立体音響が今回採用されているんですけど劇場内のいたるところにスピーカーが配置されていて自分も色んな舞台を観ている中でこれだけ多くのスピーカーが置いてある舞台は観たことがないです。四方八方にスピーカーがあるので後ろから音が近づいてきたり、音が立体的で音の流れを感じることの演出になっている。舞台を平面的に観るのではなくお芝居を一緒に体感することが出来るので臨場感も感じていただけると思います。このシステムは実際にトニー賞で音響デザイン賞も受賞しているシステムで観て聴いて楽しい作品になっていると思います」とアピールした。

イベント中、「#INSPIRE陰陽師トークライブ」のハッシュタグで、リアルタイムでLIVE配信を楽しんでいるユーザーからは、「厳しかった1年を華やかな舞台で締めくくり、新しい年を迎えられるのが嬉しいです」、「大沢さんが時代を跨ぐ、っていうと感慨深い。現代が良き方向へ向かいますように」、「劇場にも行きますが、LIVE配信ありがたい!大晦日に今年の厄払いに行きます」「お正月に家族でまったり配信を楽しみたいと思います」といったコメントが続々到着。感想を読み上げていた村井は「もうリアルタイムで6千人超え、すごいですね!」と喜びの声をあげ、キャスト陣からも笑顔がこぼれた。

次に、古川が選んだユーザーから「そういえば、最近痩せましたね?」という質問を投げかけられた大沢は、「そう、痩せた、10キロも。1ヶ月半くらいかな、プロデューザーから痩せろと言われてね…(笑)」と冗談まじりに答え、ゲストたちも目を丸くして「すごい!」と反応していた。着々と稽古を重ねながら積み上げたチームワークが垣間見られる場面が続き、「歴史を知らなくても楽しめますか?」という質問に対して、大沢は「ぜんぜん、前情報なくても楽しめます。むしろ、なんの情報もないままの方も良いかと。ライブ配信ではちょっとしたサプライズも混じえている演出も楽しめると思います」とコメントし、トークが盛り上がる最中にリアルタイムの視聴者数も10万人を突破した。

最後に、大沢は「『INSPIRE 陰陽師』で2020年を締め、そして、2021年がより良い年になるきっかけになるような舞台になれたらと思いますので、みなさんぜひ大晦日からの舞台とライブ配信もみてください!」と自信の表情で熱い思いを語り、期待が最高潮に達する中、イベントは終了した。

「INSPIRE 陰陽師」
12月31日(木)、2021年1月2日(土)~6日(水)、日生劇場にて上演
12月31日(木)、2021年1月3日(日)配信
演出:山田淳也(David J.Production)
脚本:ブラジリィー・アン・山田 岡本貴也 寺⻄南都
イリュージョンデザイナー:HARA
振付:辻本知彦
ステージディレクター:大田高彰
出演:大沢たかお 古川雄大 村井良大 田口トモロヲ 山本耕史 松岡広大 鈴木仁 山本千尋 ⻑澤樹

【ストーリー】 平安時代。謎の日食が続く京の都。この異常現象を祓うべく、陰陽師・安倍晴明(大沢たかお)が立ち上がる。当代きっての歌人・蝉丸(山本耕史)が見守る中、 盟友の藤原兼家(古川雄大・村井良大)と共に臨んだ御霊会で悲劇が起こった…。 渦巻く悲しみ、後悔、嫉妬の念…。時は令和。1000年の時を経て、再び謎の⻑期日食に襲われる。人々の心に棲みつく陰の気。それを利用しようとする者、モノ、物…このままでは世界は闇に包まれてしまう。この未曾有の危機を防ぐことができるのは、彼しかいない。平安を生きた晴明、現世に顕現す…。混沌に陥る世界で、蝉丸の導きにより、安倍晴明と藤原兼家の運命が再び交錯する。果たして晴明は、繰り返される悲劇を食い止めることができるのか?