英国バレエ界の鬼才マシュー・ボーンが演出・振付を手掛けたバレエ舞台を映画化『マシュー・ボーン IN CINEMA/赤い靴』2月公開!

英国バレエ界の鬼才マシュー・ボーンが演出・振付を手掛けたバレエ舞台を映画化した『マシュー・ボーン IN CINEMA/赤い靴』が、2021年2月11日より公開されることが決定した。併せて、予告編、ポスタービジュアル、場面写真がお披露目となった。

古典作品を斬新な解釈で蘇らせてきた英国バレエ界の奇才、マシュー・ボーンが振付・演出を手掛けたバレエ「赤い靴」。今年6月に予定されていた日本公演が新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け惜しまれつつ中止となっていたが、来年に映画として日本のスクリーンに初上陸する。

マシュー・ボーンが10代の頃から愛し続けた、マイケル・パウエル監督とエメリック・プレスバーガー監督によるクラシック映画の名作『赤い靴』、そしてアンデルセンの童話をもとに発表された本舞台は、2016年のワールドプレミアで開幕前にソールドアウトを記録、見事ローレンス・オリヴィエ賞2冠に輝き、「マシュー・ボーン史上、最高傑作」と評され、イギリス、アメリカ中の観客を魅了した。

同作を映画化した本作の予告編は、『市民ケーン』、『タクシードライバー』などの音楽を手掛けた巨匠バーナード・ハーマンの音楽に乗せて幕を開ける。撮影は今年1月にサドラーズ・ウェルズ劇場で行われたが、何よりもスペシャルなのは、レルモントフ役を抜群の演技力で客演するのが、『シンデレラ』以来20年振りにマシュー・ボーン作品に戻ってきたアダム・クーパーであること。ヴィクトリアとレルモントフのモデルとなったのは、伝説の天才ダンサー、ニジンスキーとバレエ・リュスの創始者ディアギレフと言われている。マシュー・ボーンが「『赤い靴』のメインテーマは、愛VS芸術、そしてキャリアVS愛」と語るように、ヴィクトリアは、やがて彼女の才能と情熱に惹き寄せられた二人の男性を巻き込み、争いの火種となっていく。愛に生きるか、ダンサーとしての成功か、究極の選択を前に引き裂かれるヴィクトリアが苦悩の末に辿り着く先とは?

ポスタービジュアルには、世界一のダンサーになることを夢見る少女ヴィクトリア(アシュリー・ショー)が、赤いトゥシューズを片手にステージ上で舞う姿が収められる。

『マシュー・ボーン IN CINEMA/赤い靴』
2021年2月11日(木)より、Bunkamuraル・シネマほか全国順次公開
演出・振付:マシュー・ボーン
原作:映画『赤い靴』 ハンス・クリスチャン・アンデルセンによる同名童話
舞台・衣装デザイン:レズ・ブラザーストン
照明:ポール・コンスタンブル
音響:ポール・グルーサス
音楽:バーナード・ハーマン
出演:アダム・クーパー アシュリー・ショー ドミニク・ノース ミケラ・メアッツァ リアム・ムーア グレン・グラハム
配給:ミモザフィルムズ dbi inc.

【ストーリー】 踊るために生まれてきたヴィクトリア・ペイジ(アシュリー・ショー)は、レルモントフ・バレエ団を率いる伝説的プロデューサー、レルモントフ(アダム・クーパー)に才能を見出され、バレエ団のスターとして活躍するようになる。時を同じくして入団した若き作曲家、ジュリアン。若き二人の情熱と才能が買われ、アンデルセンの童話をもとにした新作「赤い靴」に、それぞれプリマドンナと作曲家、指揮者として抜擢される。舞台は大成功、やがて恋に落ちるヴィクトリアとジュリアンだったが、恋愛に溺れるものは、真の偉大な芸術家にはなれないと信じるレルモントフと衝突し、運命の歯車が狂い始めていく。

© Illuminations and New Adventures Limited MMXX Photo by Johan Persson