「家が欲しかっただけなのに…」新居を探すカップルが住宅地から抜け出せなくなるスリラー『ビバリウム』予告編&ポスタービジュアル

ジェシー・アイゼンバーグとイモージェン・プーツが主演し、ホラーの帝王スティーヴン・キングも絶賛するスリラー『ビバリウム』の公開日が2021年3月12日に決定した。併せて、予告編とポスタービジュアルがお披露目となった。

本作は、新居を探す若いカップルが不動産屋に紹介された住宅地から抜け出せなくなるラビリンス・スリラー。

予告編は、夢のマイホームを探す一組のカップル、トム(ジェシー・アイゼンバーグ)とジェマ(イモージェン・プーツ)が、不動産業者のマーティンに案内され、早速見学するシーンから始まる。しかし、タイプライターの音で刻まれる「お住まい探しは慎重に。」の文字通り、この選択が“悪夢”の始まりであった。“Yonder(ヨンダー)”と呼ばれる住宅街には、全く同じ姿かたちの家が並んでおり、ひと気もない。“9番”宅へ案内された二人は、家は気に入ったものの案内人マーティンを気味悪がり帰ろうとする。しかし…いくら進んでも9番の家に戻って来てしまう。トムが家の屋根に上り街を見下ろすと無限に広がる同じ家、そして同じ景色が並んでいるのだった。その不気味な景色に戸惑うトムは、まさにアイゼンバーグらしさ全開の“不運な男”の表情が垣間見える。そしてある日、突如送られてきた段ボールには生後間もない赤ん坊が…。「育てれば解放される」というメッセージのとおり、二人の“強制育児”がスタートする。異様なスピードで成長する少年は、不気味な映像が流れるテレビを凝視したり、急に奇声を発したりと奇行が目立つようになる。なんとかこの住宅街から抜け出したい二人は、穴を掘り、家を燃やし、しまいには屋根から「HELP」を求める。しかし、この住宅街はいつだって静けさに包まれているのだ。次第に精神が崩壊し狂っていくトムとジェマ。“Yonder”に隠された秘密とは?いったい誰が、何のために?「家が欲しかっただけなのに…」というジェマの声は誰かに届くのか…?

ポスタービジュアルには、戸惑う表情のトムと、赤ん坊を抱えるジェマの姿が収められ、そんな二人を呼び寄せるように「ようこそ、夢のマイホームへ」というメッセージが添えられる。しかし、二人の背後には、“夢”ではなく、“悪夢”となるマイホームが立ち並ぶ。さらにはこのビジュアル自体も無限に繋がっているかのような演出になっており、不気味さを覚える。まさに“極限のラビリンス・スリラー”を象徴する奇妙なビジュアルに仕上がった。

『ビバリウム』
2021年3月12日(金)より、TOHOシネマズ シャンテほか全国公開
監督:ロルカン・フィネガン
脚本:ギャレット・シャンリー
出演:ジェシー・アイゼンバーグ イモージェン・プーツ ジョナサン・アリス
配給:パルコ

【ストーリー】 新居を探すトム(ジェシー・アイゼンバーグ)とジェマ(イモージェン・プーツ)は、ふと足を踏み入れた不動産屋から、全く同じ家が並ぶ住宅地“Yonder”を紹介される。内見を終え帰ろうとすると、ついさっきまで案内していた不動産屋が見当たらない。不安に思った二人は、帰路につこうと車を走らせるが、どこまでいっても景色は一向に変わらない。二人はこの住宅地から抜け出せなくなってしまったのだ…。そこへ送られてきた一つの段ボール。中には誰の子かわからない生まれたばかりの赤ん坊。果たして二人はこの住宅地から出ることができるのか?不動産屋の狙いはいったい何なのか?

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