「連続ドラマW しんがり～山一證券 最後の聖戦～」、「連続ドラマW 石つぶて ～外務省機密費を暴いた捜査二課の男たち～」に続く、ノンフィクション作家・清武英利の著書の映像化第3弾で、伊藤英明が主演を務める「連続ドラマW トッカイ ～不良債権特別回収部～」が、2021年1月17日よりWOWOWプライムにて放送される。このほど、本作の場面写真がお披露目となった。

▲悪質債務者が捕まることが決着ではないゆえに回収の難しさに直面する、通称「トッカイ」の面々。（左から）多村玲（広末涼子）、葉山将人（中山優馬）、柴崎明（伊藤英明）、塚野智彦（萩原聖人）。

バブル経済崩壊後の1996年、経営破綻した住宅金融専門会社（住専）の不良債権取り立てを目的とした国策会社「住宅金融債権管理機構（のちの整理回収機構）」が設立された。中でも悪質債務者への取り立てを任務とする不良債権特別回収部（通称・トッカイ）の奮闘は想像を絶するものであった。本作は、そんなトッカイが6兆7800億円もの不良債権回収に立ち向かい、国民の税金を守るため、不動産王や闇金融、怪物商人らとの長きにわたる苦闘を描いた物語。

場面写真には、バブルのツケとも言える6兆7800億円の不良債権を背負わされた柴崎朗（伊藤英明）はじめ「トッカイ」の面々と、莫大なカネを操る仁科真喜生（仲村トオル）、金丸岳雄（イッセー尾形）ら悪質債務者たちの姿が収められ、激しく熱くぶつかり合う両者の闘いの行方に期待が高まる。

▲「国民の血税を守り、不良債権を1円残らず回収する」と掲げる、住宅金融債権管理機構の社長・東坊平蔵（橋爪功）。

▲銀行の肩書きに執着する塚野智彦と、経営破綻した住専出身の岩永寿志（矢島健一）。塚野はプライドの高さゆえに柴崎たちと対立する。

▲仁科真喜生（仲村トオル）。古都税騒動を機に“京都の怪商”とも呼ばれ、名を馳せていた。

▲バブルの到来に「時代が追いついた」と高笑いし、銀行や住専各社から莫大な融資を受ける金丸岳雄（イッセー尾形）。

▲不良債権処理に6850億円の血税が投入されることになった“住専国会”は国民の怒りを買うことになる。

▲バブル経済の到来と崩壊に、柴崎と学生時代の先輩・古賀幸秀（緒形直人）の人生は大きく揺れ動いていく。

現在、本作の90秒プロモーション動画が番組サイトにて公開中。さらに、「しんがり」「石つぶて」「トッカイ」の原作者であり、読売新聞社会部記者でもあった、ノンフィクション作家・清武英利がドラマのキャストや各業界の著名人たちと取材の裏話などを夜な夜な語り合うニュースバラエティー「トッカイ記者クラブ ～清武英利の取材の裏窓」が、12月19日夜9時45分よりWOWOWメンバーズオンデマンドにて配信される予定だ。第1回は、シリーズ3作品を手掛けてきた若松節朗監督がゲスト出演し、業界のバブル時代を語り合う。※第1回のみWOWOWにて無料放送。

「連続ドラマW トッカイ ～不良債権特別回収部～」
2021年1月17日（日）より、WOWOWプライムにて放送開始（全12話）※第1話無料放送
毎週日曜 夜10時～放送
監督：若松節朗　村谷嘉則　佐藤さやか
原作：清武英利「トッカイ バブルの怪人を追いつめた男たち」
脚本：戸田山雅司
音楽：住友紀人
出演：伊藤英明　中山優馬　広末涼子　矢島健一　萩原聖人　桜井ユキ　中村ゆり　三浦誠己　松角洋平　太田莉菜　吉沢悠　篠井英介　渡辺裕之　田中健　団時朗　佐野史郎　緒形直人　イッセー尾形　仲村トオル　橋爪功　（第2話）本髙克樹（7 MEN 侍／ジャニーズJr.）

【ストーリー】　1996年、あおば銀行の四ツ橋支店融資部の柴崎朗（伊藤英明）は、経営破綻した住宅金融専門会社（住専）の不良債権回収を目的とした国策会社「住宅金融債権管理機構（住管機構）」への出向を命じられる。そこには、柴崎と同様に銀行からの出向組のほか、経営破綻した住専の元社員たちが集められていた。「不良債権を1円残らず回収する」。その至上命題とともに彼らに背負わされた不良債権回収額は、6兆7800億円と想像を絶するものであった。バブル経済が崩壊し、経営破綻した住専の不良債権処理のため、政府は6850億円もの税金を投入し、国民の怒りを買った。その失政のツケを負わされるかのごとく集められたのがこのトッカイの面々であった。回収の最前線に集められた彼らは、バブル経済に踊った怪商、不動産王、暴力団ら悪質債務者と対峙し、国民の税金を守るために命を懸けた熱き闘いを繰り広げることとなる。