伊藤英明「ビビビっときました」デュオ“T字路s”を伊藤自らが主題歌に提案!「トッカイ」クランクアップ!

「連続ドラマW しんがり~山一證券 最後の聖戦~」、「連続ドラマW 石つぶて ~外務省機密費を暴いた捜査二課の男たち~」に続く、ノンフィクション作家・清武英利の著書の映像化第3弾で、伊藤英明が主演を務める「連続ドラマW トッカイ ~不良債権特別回収部~」が、2021年1月17日よりWOWOWプライムにて放送される。このほど、本作が先日クランクアップし、主題歌がT字路sによる楽曲「夜明けの唄」に決定した。クランクアップ日には、伊藤とT字路sが初対面を果たした。

本作は、バブル経済崩壊後から実際に今も時代の裏で闘い続ける、知られざるある組織の物語で、清武英利の衝撃ノンフィクションが原作。国民の血税投入を阻止し、6兆7800億円もの不良債権を回収するべく、暴力団、不動産王、怪商らと命を懸けた長きにわたる闘いを繰り広げていく。

5ヶ月の撮影を終えた主演の伊藤英明は、「コロナ禍でスタッフの苦悩を想像していたとき、『カメラの前で最高の芝居を見せることが、みんなの疲れを取るんだよ』という若松監督の言葉で、自分を鼓舞することができた」と瞳を潤ませた。そして今回、「フジロック」など様々なフェスで初見の観客の度肝を抜いてきたデュオ・アーティスト「T字路s」の「夜明けの唄」が主題歌に決定。実は伊藤英明も、ふと耳にしたT字路sの歌声に魅了された一人。「トッカイの主題歌に!」と若松監督ら製作陣に自ら提案し実現した。さらに、ドラマ撮影最終日を迎えたこの日、伊藤とT字路sは初対面を果たし、魂を揺さぶる彼らの楽曲と本作のコラボレーションに歓喜した。

T字路sは2010年に結成した、ヴォーカルとギターの伊東妙子とベースの篠田智仁のデュオ。ブルースやフォーク、ロックンロールを飲み込みつつ、人生における激情を人間臭く表現した彼らの楽曲は、「人生の応援歌」と評されることも多く、一瞬にして聴く者の心を鷲掴みにしてきた。伊藤英明演じる主人公たちの熱き闘いと、エンドロールで流れる「夜明けの唄」の魂を揺さぶるコラボレーションに注目だ。

■伊藤英明(柴崎朗役) コメント
Q:全12話、約半年間の撮影を若松組チームと共に乗り越え、クランクアップを迎えて。
憧れの若松監督とご一緒できたこともあり、最初は良いパフォーマンスを見せたくて逆に緊張してしまい、うまくいかないこともありました。しかし、若松監督や橋爪功さんなど素晴らしい俳優の方々が背中をそっと押して緊張を吹き飛ばしてくださる、そんな温かい現場でした。自分自身の大きな成長に繋がったのでは、と実感しています。また、コロナ禍でスタッフの苦悩を想像していたとき、若松監督から「カメラの前で君が最高の芝居を見せることが、みんなの疲れを取るんだよ」と言われ、良いお芝居をして、良い作品にするんだ、と改めて自分を鼓舞することが出来ました。

Q:主題歌を担当する「T字路s」について、ドラマを盛り上げる楽曲「夜明けの唄」の印象。
初めてT字路sさんの歌を聞いた時、その骨太さと昭和感が自分の中の「トッカイ」イメージとリンクしてビビビっときました。主題歌の「夜明けの唄」は命を燃やしながら一つの目的に向かっていくような印象で、まさにトッカイチームが大きな一枚岩になって前に進む力強さを表現していて、本作で若松監督と我々が目指した世界観そのものになっていると思います。

■T字路s(主題歌) コメント
主題歌に決定したと聞き、しばらく信じられなかったくらい夢のように嬉しいニュースでした。いいことばかりじゃないし綺麗事ばかりじゃ済まない。ならばいっそ、光も影も抱いたまま、顔を上げて今この時を進みたい、という思いを込めてこの曲を作りました。お守りのような大切な曲です。「夜明けの唄」というこの曲で、素晴らしいご縁をいただけたこと、心から感謝するとともに、毎週の放送が楽しみでなりません!

「連続ドラマW トッカイ ~不良債権特別回収部~」
2021年1月17日(日)より、WOWOWプライムにて放送開始(全12話)※第1話無料放送
毎週日曜 夜10時~放送
監督:若松節朗 村谷嘉則 佐藤さやか
原作:清武英利「トッカイ バブルの怪人を追いつめた男たち」
脚本:戸田山雅司
音楽:住友紀人
主題歌:T字路s「夜明けの唄」
出演:伊藤英明 中山優馬 広末涼子 矢島健一 萩原聖人 桜井ユキ 中村ゆり 三浦誠己 松角洋平 太田莉菜 吉沢悠 篠井英介 渡辺裕之 田中健 団時朗 佐野史郎 緒形直人 イッセー尾形 仲村トオル 橋爪功 (第2話)本髙克樹(7 MEN 侍/ジャニーズJr.)

【ストーリー】 1996年、あおば銀行・融資部の柴崎朗(伊藤英明)は、経営破綻した住宅金融専門会社(住専)の不良債権回収を目的とした国策会社「住宅金融債権管理機構(住管機構)」への出向を命じられる。そこには、柴崎と同様に銀行からの出向組の塚野智彦(萩原聖人)のほか、経営破綻した元住専社員の葉山将人(中山優馬)、多村玲(広末涼子)、岩永寿志(矢島健一)らが集められていた。「不良債権を1円残らず回収する」社⻑の東坊平蔵(橋爪功)が掲げた至上命題とともに彼らに背負わされた回収額は、6兆7800億円。バブル経済が崩壊し、経営破綻した住専の不良債権処理のため、政府は6850億円もの税金を投入し、国⺠の怒りを買った。その失政のツケを負わされるかのごとく、回収の最前線に集められた彼らは、バブル経済に踊った怪商、不動産王、暴力団ら悪質債務者と対峙し、国⺠の税金を守るために命を懸けた熱き闘いを繰り広げていく。