東京ドキュメンタリー映画グランプリ受賞作!高度成長期を生きた男性とその妻の人生と余生『調査屋マオさんの恋文』12月公開!

東京ドキュメンタリー映画2019でグランプリを受賞したドキュメンタリー映画『調査屋マオさんの恋文』が、12月19日より公開されることが決定した。併せて、予告編、ポスタービジュアルがお披露目となった。

本作は、企業戦士として戦後を駆け抜けたマオさんと、その妻の日常を温かくユーモアを交えて描くほのぼのドキュメンタリー。夫婦とは何なのか。認知症とは何なのか。そして人生とは?東京ドキュメンタリー映画祭2019ではグランプリを受賞した。

佐藤眞生(まお)さんは昭和14年、朝鮮生まれ、新潟育ち、大阪在住。終戦後、マオさん(幼少期)は、命からがら釜山から新潟へ帰還。大学時代は学園闘争に明け暮れた。大学卒業後、当時の日本には数少なかった市場調査の会社を起業。大阪から東京へと進出し、数々の大手メーカーから市場調査の委託を受け、調査・企画・計画推進の最前線に身を置いた。その調査方法は、精通者に質問して教えを乞うという同業者がやっていなかった独自のアンケート方法であったという。仕事に明け暮れる日々…気がつくと、家庭は崩壊寸前だった。息子のひと言で我に返ったマオさんは家族の絆を取り戻す。

妻の縫子さんと余生を過ごしていたマオさんだったが、かつて料理教室を開いて、縫子さんが料理をしなくなった。それは認知症のはじまりだった。マオさんは特別養護老人ホームに入居している妻の元に、毎日欠かさず通い続け、日々変化する妻の言動を記録し続けている。それは、調査屋の矜持と過去に苦労をかけてきた妻への想いだった…。

監督を務めるのは、大阪を基盤に、地元に根差しながら、映画とテレビ、両輪で制作を続ける今井いおり。今回が本格的な劇場公開作となる。

『調査屋マオさんの恋文』
12月19日(土)より、新宿K’s cinemaにてロードショー、以後全国順次公開
監督・撮影・編集・プロデューサー:今井いおり
音楽:よしこストンペア
出演:佐藤眞生 佐藤縫子
声の出演:今井いおり 小川賀子
企画・制作・配給:ちょもらんま企画

©︎Imai Iori