横浜流星「温かみがあるような声の出し方は意識した」『きみの瞳が問いかけている』横浜演じる塁を捉えた場面写真

『僕等がいた』、『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』の三木孝浩監督の最新作で、吉高由里子と横浜流星のダブル主演で贈る恋愛映画『きみの瞳(め)が問いかけている』が、10月23日より公開される。このほど、横浜演じる塁の姿を捉えた場面写真がお披露目となった。

本作は“無償の愛”を描いた純愛映画。不慮の事故で、視力と家族を失った明香里と罪を犯しキックボクサーとしての未来を絶たれた塁。小さな偶然から出会った二人は次第に惹かれあい、暗闇だった人生に再び光が射しはじめる。しかし幸せな日々も束の間、逃れられない宿命が彼らを容赦なくのみこんでいく。

場面写真には、塁(横浜流星)が明香里(吉高由里子)に出会う前、暗闇の人生を歩む最中のどこか遠くを見つめ、切なさが宿る表情と、明香里と出会った後、光が差し込んだような柔らかな笑顔の表情が対照的に収められる。

本作で吉高と共にダブル主演を務める横浜は、2020年にエランドール賞や、『愛唄 約束のナクヒト』、『チア男子!!』、『いなくなれ群青』で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞し、エンターテイメント界に嵐を巻き起こしている。最近では、日本テレビ系ドラマ「あなたの番です」での演技が評価され、第15回ソウルドラマアワードでアジアスター賞を受賞。日本のみならず海外でも圧倒的評価を誇り、今や日本エンタメ界に欠かせない役者へと急成長を遂げた。

本作に横浜が起用された理由として、三木孝浩監督は「横浜君の魅力のひとつに、表情の豊かさがあります。内に秘めたものがあるキャラクターを演じられる彼だからこそ、あのラストにたどり着けたと思っています。自分の内側の感情を揺らして芝居をするのが、彼の大きな魅力の一つですね」と表情の豊かさがキャスティングの決め手のひとつだったと語る。横浜が演じる塁は、挫折や絶望に幾度も呑まれながらも、吉高演じる明香里の愛によって救われていく役柄だが、横浜の、内に秘めた想いを言葉ではなく表情で語る演技力が、この物語の切なく純粋なラストシーンをより感動的なものにする。

また、声にもこだわったという横浜は「目の見えない明香里に、声でおじさんだと勘違いされるので、少し低く、でもわざとらしくならないように、いいさじ加減を狙いました。自分の普段の声とは違うので、最初は違和感があったのですが、塁として生きていくうちに慣れていきました。話し方はぶっきらぼうでも、優しさが滲み出るというのが大事だと思っていましたので、温かみがあるような声の出し方というのは意識していたかもしれないです」とコメント。横浜の表情、声、そして三木孝浩監督ならではの美しい映像美が、“役者”横浜流星の魅力を開花させている。

『きみの瞳(め)が問いかけている』
10月23日(金)より、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
監督:三木孝浩
主題歌:BTS「Your eyes tell」
出演:吉高由里子 横浜流星 やべきょうすけ 田山涼成 野間口徹 岡田義徳 奥野瑛太 般若 森矢カンナ 坂ノ上茜 町田啓太 風吹ジュン
配給:ギャガ

【ストーリー】 目は不自由だが明るく愛くるしい明香里(吉高由里子)と、罪を犯しキックボクサーとしての未来を絶たれた塁(横浜流星)。小さな勘違いから出会った二人は惹かれあい、ささやかながらも掛け替えのない幸せを手にした…かに見えた。ある日、明香里は、誰にも言わずにいた秘密を塁に明かす。彼女は自らが運転していた車の事故で両親を亡くし、自身も視力を失っていたのだ。以来、ずっと自分を責めてきたと言う明香里。だが、彼女の告白を聞いた塁は、彼だけが知るあまりに残酷な運命の因果に気付いてしまっていた…。

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