吉高由里子「初めて二人がキスするシーン!」、横浜流星「浜辺のシーン!」釜山国際映画祭にて自身の好きな場面を告白!

『僕等がいた』、『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』の三木孝浩監督の最新作で、吉高由里子と横浜流星のダブル主演で贈る恋愛映画『きみの瞳(め)が問いかけている』が、10月23日より公開中。公開初日を迎えた23日、韓国・釜山シネマセンターにて釜山国際映画祭リモートQ&Aイベントが行われ、キャストの吉高由里子、横浜流星、三木孝浩監督がリモートで登場した。

はじめに、視覚障害者の明香里を演じた吉高は、「相手の目を見ることなくセリフを言うのが初めての経験だったので、伝わるのかどうか不安でした。目が見えないという設定なので、髪の毛が目にかかっていても放ったらかしにしたまま演じていました」と演じる上でのこだわりを明かした。そして、観客から「眼差しが印象的」と指摘された塁役の横浜は、「目での芝居は意識してやっていて、明香里に気持ちが届けばいいという思いと、明香里の想いをしっかりと受け止めようという意識を持って演じていました」と振り返り、キックボクシングの試合シーンについては「元々空手をやっていましたが、キックボクシングは体の使い方が全然違う。そこを修正する作業が難しかったです」と苦労を語った。

BTSが書き下ろした主題歌「Your eyes tell」も話題の本作。その起用について、三木監督は「BTSは世界を代表するアーティストなのでダメ元でオファーしたところ、なんと快く引き受けてくれました。そして映画に寄り添った曲を作っていただき、感謝しています」と喜んだ。

好きなシーンについての話題になると、吉高は「選べないな~!難しい!」と悩むも「初めて二人がキスするシーンが好き」と告白。観客からもキスシーンの美しさの反応が高く、「あのキスシーンの光は実際の自然光ですか?」との細かい疑問の声が挙がり、吉高らも驚いた様子だった。三木監督は「あのシーンは二人を美しい光で包みたかったので、美しい照明で作りました」と三木監督マジックともいえる美しい映像のつくりかたの秘話を披露した。一方の横浜は、「僕は浜辺のシーンが好き。初めて塁が自分の過去を明香里に話したり、明香里の言葉に救われてグッと距離が近づいたりするので、自分で観ても大事なシーンだと感じました」と思い入れたっぷりに回答した。

最後に、今回は残念ながら現地に行くことは叶わなかったが、吉高は「韓国に行ったら、いっぱい韓国料理を食べたい。韓国は楽しいし、美味しいご飯も沢山ある。ホントにホントに行きたかったので、次回韓国に行けることを楽しみに頑張ります」、横浜は「僕も吉高さんと同じく韓国料理を食べたい!今回行けると期待していたので現地に行けずに残念ですが、別の機会に伺いたいです」、三木監督は「このようなリモート形式でも、皆さんとお話できたのが嬉しいです。ともに新型コロナウイルスの影響で大変な状況にはありますが、これからも映画を通して文化交流ができたら嬉しいです」と明るい未来に思いを馳せ、イベントは幕を閉じた。

併せて、原案となった韓国映画『ただ君だけ』でヒロインを務めたハン・ヒョジュより、インスタグラムにて「2011年釜山国際映画祭で『Always』が初公開されてからもう9年になります。日本では本日、リメイク版『Your Eyes Tell』が公開されます。この映画が多くの人々に刺激を与え、大ヒットすることを願っています」と応援コメントが寄せられた。

『きみの瞳(め)が問いかけている』
10月23日(金)より、全国ロードショー中
監督:三木孝浩
主題歌:BTS「Your eyes tell」
出演:吉高由里子 横浜流星 やべきょうすけ 田山涼成 野間口徹 岡田義徳 奥野瑛太 般若 森矢カンナ 坂ノ上茜 町田啓太 風吹ジュン
配給:ギャガ

【ストーリー】 目は不自由だが明るく愛くるしい明香里(吉高由里子)と、罪を犯しキックボクサーとしての未来を絶たれた塁(横浜流星)。小さな勘違いから出会った二人は惹かれあい、ささやかながらも掛け替えのない幸せを手にした…かに見えた。ある日、明香里は、誰にも言わずにいた秘密を塁に明かす。彼女は自らが運転していた車の事故で両親を亡くし、自身も視力を失っていたのだ。以来、ずっと自分を責めてきたと言う明香里。だが、彼女の告白を聞いた塁は、彼だけが知るあまりに残酷な運命の因果に気付いてしまっていた…。

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