綾野剛「敢えて繊細さのある芝居はしなかった」、北川景子「自分は冷静でいなくてはと思った」『ドクター・デスの遺産』場面写真

数々のミステリー小説を世に送り出す作家・中山七里のクライム・サスペンス小説を、綾野剛が主演し、北川景子共演で映画化する『ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-』が、11月13日より公開される。このほど、本作の場面写真がお披露目となった。

本作は、刑事二人が安楽死を手口にする連続殺人犯の謎を追うクライム・サスペンス。ある闇サイトで依頼を受け、人を安楽死させる連続殺人犯ドクター・デス。警視庁のNo.1コンビ犬養と高千穂は捜査に乗り出すが、遺族は犯人に感謝し嘘の証言で守る。ドクター・デスは猟奇殺人犯なのか?救いの神なのか?犬養と高千穂はこの連続猟奇殺人犯にどう挑むのか?

破天荒で直感型の犬養(綾野剛)と、冷静で分析型の高千穂(北川景子)。本作では、全く性格の違う二人が、警視庁捜査一課No.1コンビとして、時に衝突しながらも事件解決へ邁進していく。犬養は自分の直感を頼りに行動し、自分一人の判断で、火葬場で焼かれる直前の遺体を鑑識に回したり、乱暴にドアを蹴破り、取り調べ室で怒号を飛ばす姿を見せるなど、型破りな一面を見せる。一方の高千穂は、そんな犬養を隣で見守り、時には叱咤しながらも犬養を受け入れるなど、高千穂が隣にいるからこそ犬養も大胆な行動を取れているのだ。凸凹でありながらもお互いの存在を支え合っている二人。犬養を演じた綾野は、「高千穂といるときはまんまでよかったので、敢えて繊細さのある芝居はしていなかった」と高千穂の存在があってこそ大胆な演技をすることができたと語っており、高千穂を演じる北川も「隣を見ると熱くなりすぎている犬養さんがいるので、自分は冷静でいなくてはと思っていました」と演じる上でも犬養と綾野を見守りながらアプローチをしていたと明かす。犬養の正義を信じてついていく高千穂と、高千穂に全幅の信頼を置き背中を任せる犬養は、まさに理想の先輩後輩の関係な二人だ。

場面写真には、そんな理想的な先輩後輩の二人、焼き鳥を頬張る犬養と髪をかきあげほろ酔いの高千穂の姿が収められる。二人が一日の捜査の終わりにいつも行く居酒屋は、劇中では二人が本音や愚痴を語る場として描かれる。北川は居酒屋でのシーンについて、「先輩後輩関係ない雰囲気を出したくて、この二人はこんな感じで長年相棒としてやってきたんだなという、二人の歴史が伝わったらいいなと思いました」と語る。

『ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-』
11月13日(金) 全国ロードショー
監督:深川栄洋
原作:中山七里「ドクター・デスの遺産」
主題歌:[Alexandros]「Beast」
出演:綾野剛 北川景子 岡田健史 前野朋哉 青山美郷 石黒賢
配給:ワーナー・ブラザース映画

【ストーリー】 ある闇サイトで依頼を受け、人を安楽死させる連続殺人犯ドクター・デス。警視庁のNo.1コンビ犬養(綾野剛)と高千穂(北川景子)は捜査に乗り出すが、遺族は犯人に感謝し嘘の証言で守る。ドクター・デスは猟奇殺人犯なのか?救いの神なのか?

©2020「ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-」製作委員会