セクシャリティを越え、人を好きになることの喜びや痛みを純粋に描いた水城せとなの傑作コミックを、関ジャニ∞の大倉忠義と成田凌の共演で、行定勲監督が実写映画化する『窮鼠はチーズの夢を見る』が、9月11日より公開中。このほど、大倉演じる恭一が、成田演じる今ヶ瀬に耳かきをしてもらうシーンのメイキング映像がお披露目となった。

学生時代から“自分を愛してくれる女性”と付き合い、受け身の恋愛ばかりを繰り返してきた大伴恭一は、ある日、後輩の今ヶ瀬渉と7年ぶりに再会。「昔からずっと好きだった」と突如想いを告げられ、今ヶ瀬の一途なアプローチに振り回されていくうちに、やがて恭一は胸を締め付けるほどの恋の痛みに翻弄されていく。

メイキング映像には、監督・スタッフらが見守る中、これまで誰かに耳かきをやったことがないという成田が、緊張しながら慣れない手つきで大倉に耳かきを行う撮影風景が収められる。撮影しているのは、「可愛すぎる！」「ニヤニヤが止まらない」などSNSで大きな反響を呼んだ、恭一（大倉忠義）が今ヶ瀬（成田凌）に耳かきをしてもらうシーン。夜、リビングで本を読んでいる恭一の膝に転がり込んできた今ヶ瀬が「耳かきして」と甘えるも、恭一は「嫌だよ」と冷たくあしらう。しかし、今ヶ瀬が「やってあげましょうか」と尋ねると、恭一は何の躊躇もなく「いいの？」と返事をする。今ヶ瀬が起き上がり、嬉しそうに「僕、上手いですよ」と笑顔で自分の膝をポンポンと叩くと、恭一は今ヶ瀬に膝枕されながら耳かきをしてもらう…。

映像では、大倉が耳かきをされながら思わずうっとり微笑み、「汚いかも…」と恥ずかしそうに照れたり、成田が照明の具合を気にしたりしている。スタッフたちのあたたかな笑い声も漏れており、撮影裏は終始和やかだったことがうかがえる。

『窮鼠はチーズの夢を見る』
9月11日（金）より、ＴＯＨＯシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー中
監督：行定勲
原作：水城せとな「窮鼠はチーズの夢を見る」／「俎上の鯉は二度跳ねる」
脚本：堀泉杏
出演：大倉忠義　成田凌　吉田志織　さとうほなみ　咲妃みゆ　小原徳子
配給：ファントム・フィルム

【ストーリー】　学生時代から「自分を好きになってくれる女性」と受け身の恋愛ばかりを繰り返してきた、大伴恭一（大倉忠義）。ある日、大学の後輩・今ヶ瀬渉（成田凌）と7年ぶりに再会。「昔からずっと好きだった」と突然想いを告げられる。戸惑いを隠せない恭一だったが、今ヶ瀬のペースに乗せられ、二人は一緒に暮らすことに。ただひたすらにまっすぐな今ヶ瀬に、恭一も少しずつ心を開いていき…。しかし、恭一の昔の恋人・夏生（さとうほなみ）が現れ、二人の関係が変わり始めていく。

©水城せとな・小学館/映画「窮鼠はチーズの夢を見る」製作委員会