関ジャニ∞・大倉忠義 × 成田凌! 水城せとなの傑作コミックを行定勲監督が実写映画化『窮鼠はチーズの夢を見る』2020年公開!

セクシャリティを越え、人を好きになることの喜びや痛みを純粋に描いた水城せとなの傑作コミックを、関ジャニ∞の大倉忠義と成田凌の共演で、行定勲監督が実写映画化する『窮鼠はチーズの夢を見る』が、2020年に公開されることが決定した。

学生時代から“自分を愛してくれる女性”と付き合い、受け身の恋愛ばかりを繰り返してきた大伴恭一は、ある日、後輩の今ヶ瀬渉と7年ぶりに再会。「昔からずっと好きだった」と突如想いを告げられ、今ヶ瀬の一途なアプローチに振り回されていくうちに、やがて恭一は胸を締め付けるほどの恋の痛みに翻弄されていく。

主人公・恭一を演じるのは、映画では『100回泣くこと』に続き、単独主演を務める大倉忠義。そして、恭一を好きになってはいけないと頭ではわかっていながらも、彼への想いを募らせ葛藤する渉を、『愛がなんだ』(4月19日公開)、『カツベン!(仮題)』(12月公開予定)など話題作への出演が絶えない実力派の成田凌が演じる。

監督を務めるのは、ベルリン国際映画祭で国際批評家連盟賞を2度受賞するなど、日本を代表する映画監督の行定勲。その繊細な表現力と確かな演出力で、様々な愛のかたちを映し取ってきた『ナラタージュ』、『リバーズ・エッジ』に続き、本作では、揺れ動く二人の男性の切なくも狂おしい恋を、時に繊細に時に大胆に描き出す。

キャスト&スタッフ コメント

■大倉忠義(大伴恭一役)
素直に、とてもピュアなラブストーリーだと思いました。もちろん衝撃を受けましたが、恋に落ちるきっかけというのは、誰にも分からないものだなと。行定組でのお芝居は大きなプレッシャーがありますが、とても贅沢な時間だと思うので、堪能したいと思います。成田さんと初めて共演させていただきますが、お互いすんなり入っていけそうな気がして楽しみです。人が人を好きになるということに境界線はないということを、この映画を通じて感じてもらうきっかけになればと思います。

■成田凌(今ヶ瀬渉役)
セリフの一言一言がとても繊細で、どう表現していくか、とてもやりがいがある作品だと感じました。現場に入り、大倉さんと対峙しないと見えてこない感情はきっとあると思いますが、今ヶ瀬という役に自分がどう寄り添えるか、今から胸が膨らみますし、心のスイッチが入りました。きっと、誰にとっても共感してもらえる恋愛が描けると思います。行定組の一員として、丁寧に一生懸命に作っていくので、観て頂く方それぞれが自由に楽しんでもらえたら嬉しいです。

■行定勲監督
男と男の性愛を区別することなくリベラルに描く原作の在り方と、深い共感を得るセリフの素晴らしさに感銘を受けました。マイノリティの人が受ける社会の偏見や苦悩に焦点を当てるだけでなく、人と人がぶつかり合う激しくも切ない個人の物語に惹かれ映画化を切望しました。これは、人を受け入れることについての映画になると思います。大倉忠義と成田凌は、私が撮りたいと思っていた俳優たちです。私の新たな恋愛映画への挑戦は、二人の持つ男の繊細さと色気で今までにない映画に昇華されることを確信しています。私はラブストーリーをいくつも作ってきましたが、これまでとは違う新しい愛のカタチに期待してください。

『窮鼠はチーズの夢を見る』
2020年 全国ロードショー
監督:行定勲
原作:水城せとな「窮鼠はチーズの夢を見る」/「俎上の鯉は二度跳ねる」(小学館「フラワーコミックス α」刊)
脚本:堀泉杏
出演:大倉忠義 成田凌
配給:ファントム・フィルム

【ストーリー】 広告代理店に勤める大伴恭一(大倉忠義)は優柔不断な性格が災いし、不倫を繰り返してきた。ある日、彼の前に妻から派遣された浮気調査員として現れたのは、卒業以来会うことのなかった大学の後輩・今ヶ瀬渉(成田凌)だった。不倫の事実を隠す代わりに彼が突きつけてきた条件は、「カラダと引き換えに」という信じられないものだった…。はじめは拒絶していた恭一だったが、7年間一途に想い続けてきたという今ヶ瀬のペースに乗せられ、やがて彼と過ごす時間が心地よくなっていくのだが…。

©水城せとな・小学館/映画「窮鼠はチーズの夢を見る」製作委員会