多部未華子、岩田剛典、岸井ゆきの、大森南朋らのキャラクター写真!女性へエールを送る物語『空に住む』

『EUREKA ユリイカ』などで世界的に知られる青山真治監督の7年ぶりの長編映画で、多部未華子が主演を務める『空に住む』が、10月23日より公開される。このほど、本作のキャラクター写真がお披露目となった。

本作は、現実と夢の狭間で葛藤し、新たな人生を見つける女性たちを描いた物語。

キャラクター写真には、先日最終回を迎えたドラマ「私の家政夫ナギサさん」での自然体でリアルな演技が大きな話題となった多部未華子扮する主人公・直実や、彼女を取り巻く難ありの登場人物たちが収められる。

▲小早川直実(演:多部未華子)

両親の急死により、叔父夫婦の住むタワーマンションの高層階で暮らすことになった直美。長年の相棒黒猫のハルと共に住み慣れない場所に突然連れてこられた彼女は、現実を受け止めきれないまま、浮遊しているかのように毎日を過ごす。

▲直実の後輩・木下愛子(演:岸井ゆきの)

▲直実の叔母・小早川明日子(演:美村里江)

郊外の小さな出版社に勤める直実の後輩で妊婦の愛子(岸井ゆきの)は天真爛漫さの裏に複雑な問題を抱え、信頼できるのは直実だけ。直実の叔母明日子(美村里江)も誰もが羨むセレブ生活を送るも虚無感は消えることはなく、直実の生活への干渉が激しく若干空気の読めないキャラクター。しかしその裏には誰にも言えない叶えられない望みがあった。

▲スター俳優・時戸森則(演:岩田剛典)

直実の前に突如現れた日本を代表するスター俳優、時戸森則(岩田剛典)も実態がつかめない、空気のような存在。エレベーターで偶然出会うというありえない展開も、多部と岩田の演技力で不自然に感じることはなく、むしろどこかおとぎ話のよう。ただこの夢のような展開も『共喰い』など人間の隠された部分を描くことに定評のある青山真治監督の手腕によって、単なる夢物語になることはなく、心の内が見えない時戸に次第に複雑な感情を抱え始めることになる。

▲直実の叔父・小早川雅博(演:鶴見辰吾)

一見するとドロドロした世界に見える本作の中で、ひときわ輝き、見る者に優しい癒しを与えてくれるのは、鶴見辰吾、大森南朋、永瀬正敏らが扮するイケおじたち。天涯孤独となり困っていた直実に手を差し伸べ、自身が持つ高級マンションへ呼び寄せた叔父・雅博(鶴見辰吾)はとにかく直実の味方で優しく明るいキャラクター。

▲小説家・吉田(演:大森南朋)

また過去に直実が担当した小説家・吉田(大森南朋)は、ぼさっとしたビジュアルにぼそぼそと話す独特な空気感をまとっている。

▲謎の男(演:永瀬正敏)

▲直実が勤める出版社の上司・柏木(演:髙橋洋)

▲直実が住むタワーマンションのコンシェルジュ(演:柄本明)

▲直実が勤める出版社の社長(岩下尚史)

さらに年々渋さが増す永瀬正敏がミステリアスに演じる謎の男や、直実の上司で編集長、優しい口調で彼女を諭す良き理解者である柏木(髙橋洋)などにも注目だ。

『空に住む』
10月23日(金) 全国公開
監督・脚本:青山真治
原作:小竹正人「空に住む」
脚本:池田千尋
主題歌:三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE「空に住む 〜Living in your sky〜」
出演:多部未華子 岸井ゆきの 美村里江 岩田剛典 鶴見辰吾 岩下尚史 髙橋洋 大森南朋 永瀬正敏 柄本明
配給:アスミック・エース

【ストーリー】 郊外の小さな出版社に勤める直実(多部未華子)は、両親の急死を受け止めきれないまま、叔父夫婦の計らいで大都会を見下ろすタワーマンションの高層階に住むことになった。長年の相棒・黒猫ハルとの暮らし、ワケアリ妊婦の後輩をはじめ気心の知れた仲間に囲まれた職場、それでも喪失感を抱え、浮遊するように生きる直実の前に現れたのは、同じマンションに住むスター俳優・時戸森則(岩田剛典)だった。彼との夢のような逢瀬に溺れながら、仕事、人生、そして愛の狭間で揺れ続ける直実。果たして彼女は、見失ってしまった自分を取り戻すことができるのか?そして葛藤を乗り越えた末に下した大きな決断とは?

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