伊勢谷友介「賞味期限ってなんだっけ?」、平野レミ「生ごみを減らす工夫が第一歩」著名人絶賛!『もったいないキッチン』

日本が世界に誇る精神“もったいない”について考える珠玉のドキュメンタリー『もったいないキッチン』が、8月8日より公開される。このほど、各界著名人より本作を絶賛するコメントが寄せられた。

「もったいない」。無駄をなくすということだけではなく、命あるものに対する畏敬の念が込められた日本独自の美しい言葉だ。そんなもったいない精神に魅せられ映画監督のダーヴィド・グロスは日本にやってくるも、実は日本の食品ロスは世界トップクラス。ダーヴィドは通訳・旅のパートナー、ニキと共に福島から鹿児島まで1600kmを旅してコンビニエンスストアや一般家庭を突撃し、次々食材を救済。日本のシェフや生産者たちの助けを得て、廃棄食材を美味しい料理に変身させるもったいないキッチンを各地でオープンする。次第に二人は“もったいない”がもたらす多くの恵みに気づいていく。

▼著名人 絶賛コメント

■伊勢谷友介(俳優・リバースプロジェクト代表)
ダーヴィドは販売期限切れの食品をおいしそうに食べてみせて、賞味期限の意味を問いかけてくる。書いてある期日だから捨てるのは、考えずにただ従っているということ。「考えないことの快適さ」に慣れてしまった人に、賞味期限ってなんだっけ?と考えさせる。そうやって自問する人が増えたらフランスのように法律さえも変えることもできるんです。

■小黒一三(ソトコト統括編集長)
出る人、出る人、皆、明るい笑顔。コロナの時代に必見です。懐かしい未来を信じる、古くて新しい日本人の暮らしに乾杯。

■平野レミ(料理愛好家)
今まで捨てていた野菜の皮は、すりおろしてカレーに入れたり、生ごみを減らす工夫が第一歩。美味しく食べて、しかもゴミが減らせれば、気持ちが幸せになれるわよ。

■渡貫淳子(南極シェフ)
小売店は品切れを起こさないように発注をする。メーカーも欠品させないように供給する。その結果、廃棄を生む。この悪循環をよい循環に変化させるヒントが、この映画にはたくさんあります。それが今公開されるというタイムリーさ!自粛生活で普段より食に時間を費やしたことで感度が上がっている皆さん必見の一作です!

■按田優子(料理研究家/按田餃子店主)
子供の頃に、もったいない精神が盛り込まれたお金の授業があったら受けてみたかった。これは社会システムと教育にも関わる課題だと思う。

■鎌田實(医師・作家)
「もったいない」の思想は新しい生き方の哲学。コロナ時代の今こそたくさんの人に観てもらいたい。ワクワクの映画だ!

■安藤桃子(映画監督)
ダーヴィドさんの少年のようなキラキラ輝く眼差しを通すと、我が国のズレに も希望が映し出される。出会った全ては善悪ではなく、探究心と冒険心で、問題があれば答えを探す。小中学生、未来を担う子供達に観てもらわないのは“もったいない”!吹き替え版で学校上映希望!

■タカコナカムラ(料理家)
「もったいない」とは、食品ロスを抑え、資源を大切にするということではなく、価値あるものを無駄にすることだと映画を通じて感じました。アフターコロナで、使い捨てが世界中の新しい生活様式にならないことを切に願います。見終わった後に、誰かと料理を作りたくなります。

■島本美由紀(料理研究家・食品ロス削減アドバイザー)
私たち日本人が何気なく使っている「もったいない」という言葉。この映画を見ると、改めてその言葉の意味を考えさせられるはず。当たり前と思ってしまっている私達の食生活の背景をちゃんと知り、意識することが、本当の意味での暮らしの豊かさにつながると思います。映画を見て、まずは「感じる」ことから、はじめてみてはいかがでしょうか。

■飯島奈美(フードスタイリスト)
食に対する価値基準が変化していると感じるこの頃、「きっと変わらない」とモヤモヤしていたことを「変えたい!」へ、様々なストーリーがココロをつき動かしてくれる。

『もったいないキッチン』
8月8日(土)より、シネスイッチ銀座、アップリンク吉祥寺ほか全国順次ロードショー
監督・脚本・出演:ダーヴィド・グロス
出演:塚本ニキ 井出留美
配給:ユナイテッドピープル

【作品概要】 「もったいない」。無駄をなくすということだけではなく、命あるものに対する畏敬の念が込められた日本独自の美しい言葉だ。そんなもったいない精神に魅せられ日本にやってきたのは、映画監督のダーヴィド・グロス。食材救済人の異名も持つダーヴィドは、前作『0円キッチン』(2015)でヨーロッパ5ヶ国をキッチンカーで巡り、捨てられる運命の食材を美味しい料理に変身させてきた。数々のドキュメンタリー映画賞に輝いた前作から舞台を日本に移し、本作『もったいないキッチン』では通訳・旅のパートナー ニキと共に福島から鹿児島まで1600kmを旅する。実は日本の食品ロスは世界トップクラスなのだ。二人はコンビニエンスストアや一般家庭を突撃し、次々食材を救済。日本のシェフや生産者たちの助けを得て、廃棄食材を美味しい料理に変身させるもったいないキッチンを各地でオープンする。次第に二人は“もったいない”がもたらす多くの恵みに気づいていく。