イーサン・ホーク主演 “ストックホルム症候群”の語源となった強盗事件を描く『ストックホルム・ケース』11月公開!

イーサン・ホークが、『ブルーに生まれついて』のロバート・バドロー監督とタッグを組んだ主演最新作『STOCKHOLM(原題)』が、邦題『ストックホルム・ケース』として11月6日より公開されることが決定した。

本作は、誘拐事件や監禁事件などの被害者が、犯人と長い時間を共にすることにより、犯人に連帯感や好意的な感情を抱いてしまう心理学用語「ストックホルム症候群」の語源となった、“スウェーデン史上、最も有名な銀行強盗事件”として知られる5日間の立てこもり事件(ノルマルム広場強盗事件)を基にしたクライム・エンタテインメント。

長髪のカツラを被り、アメリカ人風を装って大胆不敵な銀行襲撃事件を起こす、今までにないクレイジーでハイテンションな強盗犯ラースを演じるのは、俳優のみならず脚本家、映画監督、演出家としても多方面で活躍するイーサン・ホーク。そして不運にもラースの人質になるが、どこか憎めない彼に不思議な感情を芽生えさせていく銀行員ブリジッタ役に、『ミレニアム』シリーズや『プロメテウス』のノオミ・ラパス。ラースの犯罪仲間クラーク役に、『キングスマン』シリーズや『裏切りのサーカス』などで知られる英国出身の名バイプレイヤーであるマーク・ストロングが扮する。

製作には、『ゲット・アウト』『アス』などのヒットメーカー、ジェイソン・ブラムが参加し、人気俳優ウィル・スミスの会社も名前を連ねる。また、音楽にこだわりのあるバドロー監督らしく、劇中歌には「新しい夜明け」「今宵は君と」「明日は遠く」「君と二人きり」などボブ・ディランの名曲たちが登場。それらは自由の国アメリカに憧れるラースの心境や、1970年代当時のスウェーデンの雰囲気を感じさせ、強い印象と情感を醸し出す。

「ストックホルム症候群」は我々日本人にも無縁ではない。1996年に起きた「在ペルー日本大使公邸占拠事件」においても同様の事象が起きており、それは「リマ症候群」とも呼ばれている。極限状態の中で、何故、正反対の立場の彼らが心を通わせたのか?本作は人間が持つ不思議な共感能力を、ユーモアを交えながらスリリングに描き出す。

『ストックホルム・ケース』
11月6日(金)より、ヒューマントラストシネマ渋谷、シネマート新宿、UPLINK 吉祥寺ほか全国公開
監督・脚本:ロバート・バドロー
製作:ジェイソン・ブラム
劇伴:スティーブ・ロンドン
劇中歌:ボブ・ディラン
出演:イーサン・ホーク ノオミ・ラパス マーク・ストロング
配給:トランスフォーマー

【ストーリー】 何をやっても上手くいかない悪党のラース(イーサン・ホーク)は自由の国アメリカに逃れるために、アメリカ人に扮装してストックホルムの銀行強盗を実行する。彼は幼い娘を持つブリジッタ(ノオミ・ラパス)を含む3人を人質に取り、犯罪仲間であるクラーク(マーク・ストロング)を刑務所から釈放させることに成功。続いてラースは人質と交換に金と逃走車を要求し、クラークと共に逃走する計画だったが、警察は彼らを銀行の中に封じ込める作戦に打って出る。現場には報道陣が押し寄せ、事件は長期戦となっていく。すると犯人と人質の関係だったラースとブリジッタたちの間に、不思議な共感が芽生え始める…。

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