1990年にスタートし、多くの映画人や映画ファンから愛され続け、今年の開催で30回目を迎える「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2020」。このほど、新型コロナウイルス感染予防、及び拡散防止に最大限努めるという考えのもと、オンラインでの開催を予定している本映画祭の開催日程が9月18日から9月22日の5日間に決定し、併せて、アニメーター・安彦良和が描き下ろしたキービジュアルがお披露目となった。

本来であれば30回目を迎えるアニバーサリーイヤー、しかも「冬から夏開催」の第1回目となる記念すべき本映画祭は、来場者や運営スタッフ、映画祭を支える夕張市民ボランティア、全国から集まる学生ボランティア、そして映画関係者たちが新型コロナウイルスに感染するリスクを避け、健康と安全を最優先に考慮し、今年は夕張市内での上映開催を中止とし、オンライン上で実施される。開催日程は9月18日から9月22日の5日間。上映形態等の詳細は後日改めて発表される。

過去、様々なクリエーターが独特の世界観で本映画祭のキービジュアルを制作してきた。そして今回、30回目を迎える映画祭のキービジュアルを、日本を代表するアニメーターの安彦良和が担当する。長年、日本のアニメ界の第1線で活躍を続ける安彦は、「宇宙戦艦ヤマト」や「勇者ライディーン」、「超電磁ロボ コン・バトラーV」、「無敵超人ザンボット3」など数多くのアニメ作品に携わり、中でもキャラクターデザイン、及び作画監督を務めたアニメ「動戦士ガンダム」は劇場版と共に一大ムーブメントを巻き起こし、今もなお世代を超え世界中のファンから支持され続けている。安彦が手掛けた映画祭キービジュアルには、30回目開催を盛り上げるべく、映画祭と夕張をつなげる二つ代表的キャラが躍動するファンタスティックな世界が強く打ち出された。

■安彦良和 コメント
メロン熊にやられました。「絶対描く」と心に決めて描きました。こんなのがいたんですね、夕張には。ゆるくない（これ、もしかして北海道弁？）ゆるキャラ。北海道出身者なのに知りませんでした。ほかにも魅力一杯の夕張。負けるな！（コロナにも！）

■上田博和（ゆうばり国際ファンタスティック映画祭実行委員長） コメント
北海道発の“世界で一番、楽しい映画祭”を目指し、映画人と映画を愛するファンの方々、すべての方々にファンタスティックと感じてもらえるようなメインビジュアルをお願いするには、同じ北海道出身であるレジェンドの安彦先生をおいてはいないと思い、事務局の総意で先生にご依頼した。

「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2020」
9月18日（金）〜9月22日（火）、オンラインにて開催