松本穂香ら高校生たちの心の叫びが爆発!『君が世界のはじまり』予告編&ポスタービジュアル

ふくだももこの小説「えん」と「ブルーハーツを聴いた夜、君とキスしてさようなら」を、ふくだ自身が監督を務め、主演に松本穂香を迎えて映画化する『君が世界のはじまり』が、7月31日より公開される。このほど、本作の予告編とポスタービジュアルがお披露目となった。

本作は、ふくだももこのデビュー作ながらすばる文学賞佳作を受賞した小説「えん」と「ブルーハーツを聴いた夜、君とキスしてさようなら」を、自身が監督を務めて映画化する青春映画。

ある帰り道、ふざけながら自転車を押して並んで歩くえん(松本穂香)とナリヒラ(小室ぺい)、廃墟と化した立ち入り禁止の旧講堂で授業をサボり、タバコを手にするえんと琴子(中田青渚)、学校帰りに寄ったショッピングモールでどしゃぶりの雨をやり過ごすえん、ナリヒラ、岡田(甲斐翔真)、ショッピングモールの非常階段で暇を持て余す伊尾(金子大地)と純(片山友希)。予告編では、そんな誰もが一度は経験したことのある、青春の刹那的な時間が次々と映し出される。懐かしくもあり、この瞬間にしか得られない特別なものでもあり、時に息苦しくも感じる青い春そのもののような時間だ。それぞれの印象的なセリフとともに映像が流れる中、「この町は、一方通行の思いばかりだ」というテロップを皮切りに、退屈な町で燻る高校生たちの溢れる想いが交差しはじめ、ある事件が発生する。希望と絶望を同時に抱く彼らが、その想いを爆発させた時、一体何が起きるのか…まさに、彼らの“世界のはじまり”を予感させる映像に仕上がっている。

さらに、映像の中ではスナックを経営する、琴子の母親役の江口のりこや、純の父親で、娘に無視を決め込まれる古舘寛治ら実力派キャストの姿も明らかになっており、ネクストブレイク必至の若手俳優らとともにどんな物語を紡ぐのか、期待が高まる。

『君が世界のはじまり』
7月31日(金)より、テアトル新宿ほか全国ロードショー
監督・原作:ふくだももこ
脚本:向井康介
劇中歌:ブルーハーツ「人にやさしく」
出演:松本穂香 中田青渚 片山友希 金子大地 甲斐翔真 小室ぺい 板橋駿谷 山中崇 正木佐和 森下能幸 江口のりこ 古舘寛治
配給:バンダイナムコアーツ

【ストーリー】 大阪の端っこのとある町。深夜の住宅地で、中年の男が殺害される。犯人は高校生だった。この町の高校2年生のえん(松本穂香)は、彼氏をころころ変える親友の琴子(中田青渚)と退屈な日々を送っていたが、琴子がサッカー部のナリヒラ君(小室ぺい)に一目惚れしたことで、二人は徐々にすれ違うようになっていく。同じ高校に通う純(片山友希)は、母が家を出ていったことを無視し続ける父親に何も言えぬまま、放課後ショッピングモールで時間をつぶす。ブルーハーツを聴きながらふと通りかかった屋上で、東京から転校してきた伊尾(金子大地)と会い、求めるものもわからぬまま体を重ねるようになる。偶然ナリヒラ君の秘密を知るえん。急接近した二人を見て見ぬふりをする琴子。琴子に思いを寄せる、サッカー部キャプテンの岡田(甲斐翔真)。思いの捌け口を見つけられない純。田舎に閉じ込められた自分と義母を重ねる伊尾。変わらない町…。そんなある朝、父親殺しの犯人が逮捕され…。郊外の気怠い空気とそれぞれの感情が混じり合い、物語は疾走していく。

©2020『君が世界のはじまり』製作委員会