松本穂香、金子大地、甲斐翔真らがバンドを結成!?『君が世界のはじまり』場面写真

ふくだももこの小説「えん」と「ブルーハーツを聴いた夜、君とキスしてさようなら」を、ふくだ自身が監督を務め、主演に松本穂香を迎えて映画化する『君が世界のはじまり』が、7月31日より公開される。このほど、本作の場面写真がお披露目となった。

本作は、ふくだももこのデビュー作ながらすばる文学賞佳作を受賞した小説「えん」と「ブルーハーツを聴いた夜、君とキスしてさようなら」を、自身が監督を務めて映画化する青春映画。

場面写真には、心の底で鬱屈とした思いを抱えながら学校生活を送るえん(松本穂香)、琴子(中田青渚)、ナリヒラ(小室ぺい)、純(片山友希)、伊尾(金子大地)、岡田(甲斐翔真)ら6人の姿が収められる。旧講堂の地下室で授業をサボるシーンや、扉の外から教室を覗き込む姿、授業中であるにも関わらず大胆におしゃべりをする姿など、高校生であるからこその特有の空気感を感じさせるものばかりだ。

さらに、非常階段で読書する伊尾を上から覗き込む純や、エスカレーターに腰掛けるえんとナリヒラ、フードコートで見つめ合う伊尾と純、何か言いたげな表情でこちらを見つめる横並びの5人など、劇中でも重要な場所として登場する深夜のショッピングモールでのシーンも。

加えて、ショッピングモール内イベントスペースに置かれたバンドセットを手にするえん、ナリヒラ、純、伊尾、岡田の5人の姿も明らかに。劇中では、ブルーハーツの名曲「人にやさしく」「キスしてほしい」など、時代を超えて愛されてきた数々の名曲たちに彩られ、少年少女たちの心の叫びを、切なく、熱く、胸の奥に届ける本作。彼らが手にする楽器からは、一体どんな音楽が流れるのか?ロックバンドNITRODAYのボーカル&ギターを担当し、本作が映画デビュー、演技初挑戦となる小室ぺいの姿にも注目だ。

『君が世界のはじまり』
7月31日(金)より、テアトル新宿ほか全国ロードショー
監督・原作:ふくだももこ
脚本:向井康介
劇中歌:ブルーハーツ「人にやさしく」
出演:松本穂香 中田青渚 片山友希 金子大地 甲斐翔真 小室ぺい 板橋駿谷 山中崇 正木佐和 森下能幸 江口のりこ 古舘寛治
配給:バンダイナムコアーツ

【ストーリー】 大阪の端っこのとある町。深夜の住宅地で、中年の男が殺害される。犯人は高校生だった。この町の高校2年生のえん(松本穂香)は、彼氏をころころ変える親友の琴子(中田青渚)と退屈な日々を送っていたが、琴子がサッカー部のナリヒラ君(小室ぺい)に一目惚れしたことで、二人は徐々にすれ違うようになっていく。同じ高校に通う純(片山友希)は、母が家を出ていったことを無視し続ける父親に何も言えぬまま、放課後ショッピングモールで時間をつぶす。ブルーハーツを聴きながらふと通りかかった屋上で、東京から転校してきた伊尾(金子大地)と会い、求めるものもわからぬまま体を重ねるようになる。偶然ナリヒラ君の秘密を知るえん。急接近した二人を見て見ぬふりをする琴子。琴子に思いを寄せる、サッカー部キャプテンの岡田(甲斐翔真)。思いの捌け口を見つけられない純。田舎に閉じ込められた自分と義母を重ねる伊尾。変わらない町…。そんなある朝、父親殺しの犯人が逮捕され…。郊外の気怠い空気とそれぞれの感情が混じり合い、物語は疾走していく。

©2020『君が世界のはじまり』製作委員会