ブルーノ・ガンツ「必要なのは勇気と屈しない心」若き青年と教授の交流『17歳のウィーン フロイト教授人生のレッスン』予告編

激動のウィーンを舞台に若き青年とフロイト教授の友情を描いた、ローベルト・ゼーターラーによるベストセラー「キオスク」を映画化した『17歳のウィーン フロイト教授人生のレッスン』が、7月24日より公開される。このほど、本作の予告編がお披露目となった。

1937年、ナチ・ドイツとの併合に揺れる激動のウィーンを舞台に、17歳の青年フランツが精神分析学者ジークムント・フロイト教授の教えを請いながら、恋に悩み、成長していく姿を幻想的に描いた本作。

予告編には、タバコ店の見習いとして働くためウィーンにやってきた青年フランツ(ジーモン・モルツェ)が、フロイト教授(ブルーノ・ガンツ)との出会いや、初めての恋を通じて成長していく姿が収められる。1937年当時のウィーンの街並みや、新聞や雑誌、文具なども扱っていたタバコ店の賑やかな雰囲気を感じることが出来るほか、ナチ・ドイツによるオーストリア併合、さらには第二次世界大戦の影が日常にも迫っている様子も映される。また、故・ブルーノ・ガンツ演じるフロイト教授がフランツに向ける優しい眼差しや、彼が伝える人生の教訓は、ガンツの熱演とともに見逃せない。親ナチ派の市民からの嫌がらせや暴力に屈することなく、フロイトをはじめとするユダヤ人へも平等に向き合うタバコ店の店主オットーの背中を見ながら、17歳の青年が激動の時代にどのような人生の選択を迫られ、その将来を歩んでいくのか、その結末が気になる映像となっている。

『17歳のウィーン フロイト教授人生のレッスン』
7月24日(金)より、Bunkamura ル・シネマほか全国公開予定
監督・脚本:ニコラウス・ライトナー
原作:ローベルト・ゼーターラー「キオスク」
脚本:クラウス・リヒター
出演:ジーモン・モルツェ ブルーノ・ガンツ ヨハネス・クリシュ エド・ドログノヴァ
配給:キノフィルムズ

【ストーリー】 1937年、ナチ・ドイツとの併合に揺れるオーストリア。自然豊かなアッター湖のほとりに母親と暮らす17歳の青年フランツ(ジーモン・モルツェ)は、タバコ店の見習いとして働くためウィーンへやってきた。常連の一人で“頭の医者”として知られるフロイト教授(ブルーノ・ガンツ)と懇意になったフランツは、教授から人生を楽しみ恋をするよう勧めを受ける。やがてボヘミア出身の女性に一目惚れをし、はじめての恋に戸惑うフランツは、フロイトに助言を仰ぐ。しかし時代は国全体を巻き込んで、激動の時を迎えようとしていた。

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