『ペンギン・ハイウェイ』で第42回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞、ファンタジア国際映画祭 今敏賞(ベストアニメーション賞)を受賞した新進気鋭のアニメーションスタジオ「スタジオコロリド」が贈る長編アニメーション映画第2弾で、志田未来と花江夏樹がダブル主演を務める『泣きたい私は猫をかぶる』が、6月5日より公開される予定であったが、新型コロナウイルスの感染状況を鑑みて公開を延期することとなった。今後の公開予定は、決定しだい発表される。
『泣きたい私は猫をかぶる』
近日公開
監督:佐藤順一 柴山智隆
脚本:岡田麿里
制作:スタジオコロリド
主題歌:ヨルシカ「花に亡霊」
挿入歌:ヨルシカ「夜行」
声の出演:志田未来 花江夏樹 寿美菜子 小野賢章 千葉進歩 川澄綾子 大原さやか 浪川大輔 小木博明 山寺宏一
配給:東宝映像事業部
【ストーリー】 笹木美代(声:志田未来)は、いつも明るく陽気な中学二年生の女の子。空気を読まない言動で周囲を驚かせ、クラスメイトからは「ムゲ(無限大謎人間)」というあだ名で呼ばれている。しかし本当は周りに気を使い、「無限大謎人間」とは裏腹に自分の感情を抑えて日々を過ごしていた。そんなムゲは、熱烈な想いを寄せるクラスメイトの日之出賢人(声:花江夏樹)へ毎日果敢にアタックを続けるが全く相手にされない。めげずにアピールし続ける彼女には誰にも言えないとっておきの秘密があった…。それは、猫の姿になって大好きな日之出に会いにいくこと。実はムゲは、ある夏祭りの夜お面屋にいた猫の店主(声:山寺宏一)から、「かぶると猫へと姿を変えることができる」という不思議なお面をもらって以来、猫・太郎として日之出の家に通っていたのだ。普段はクールに振舞う日之出だが、太郎にだけは素直な気持ちを打ち明けることができ、いつしか太郎は日之出の支えになっていた。“人間”のときには距離を取られてしまうが、“猫”のときには近づけるふたりの関係。ムゲもまた、猫でいれば周囲との関係に悩むことない自由さを知り、次第に心地よさを覚えていく。猫として長く過ごすほど、いつしか猫と自分の境界があいまいになるムゲ。ある日、再び現れた猫店主から、猫の“お面”とムゲの“顔”を交換し、“人間”を捨て“猫”として生きるよう迫られる…。このままずっと、あなたのそばにいたい。でも、“私”に戻ることができなくなる…。自分が誰に支えられているのか。大切なものに気がつくとき、二人の世界が変わり始める。
© 2020「泣きたい私は猫をかぶる」製作委員会