ヨルシカの新曲「夜行」が挿入歌に!主題歌に続き起用!志田未来 × 花江夏樹『泣きたい私は猫をかぶる』

『ペンギン・ハイウェイ』で第42回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞、ファンタジア国際映画祭 今敏賞(ベストアニメーション賞)を受賞した新進気鋭のアニメーションスタジオ「スタジオコロリド」が贈る長編アニメーション映画第2弾で、志田未来と花江夏樹がダブル主演を務める『泣きたい私は猫をかぶる』が、6月5日より公開される。このほど、本作の挿入歌が、主題歌「花に亡霊」も担当するヨルシカの新曲「夜行」に決定した。

本作は、伊勢湾を目の前に臨み、焼き物で栄えた街並みが印象的な愛知県常滑市を舞台に繰り広げられる、ちょっと不思議で、観る者に幸せを届ける物語。クラスメイトから「ムゲ(無限大謎人間)」というあだ名で呼ばれるちょっと変わった中学2年生、笹木美代。彼女はクラスメイトの日之出賢人に熱烈な思いを寄せ、毎日果敢にアタックを続けるが全く相手にされない。それでもめげずにアプローチを続ける彼女には、誰にも言えないとっておきの秘密があった…。

3月4日にリリースされ、すでにネット上ではファンによる歌唱や弾き語り動画が多数アップされるなど、人気楽曲として注目されているヨルシカの「夜行」。本楽曲は、本作のダブル監督を務める佐藤順一監督と柴山智隆監督が、ヨルシカのメンバー“n-buna(ナブナ)”と“suis(スイ)”と、映画の世界観について直接語り合い、イメージを共有したうえで生み出された。すでに公開されている「夜行」のミュージックビデオは、映画の制作を行ったスタジオコロリドが担当し、時折あらわれる街の景色が本作の舞台である愛知県常滑市をモチーフにしていることから、早くもSNSを中心に『泣き猫』との関係性が取り沙汰されていた。

■佐藤順一(監督) コメント
「夜行」はヨルシカさんに完成途中の作品を観てもらって作ってもらいました。日之出が主人公・ムゲの本当の気持ちを知った場面なので、普通はかなりしっとりした曲になるところですが、ヨルシカさんの曲ならば、ややリズムのあるちょっと切ない系の曲もよいのではと試していただくことに。曲をはじめて聞いたとき、言葉が意味を超えて心の風景を描くように紡がれたヨルシカさんらしい楽曲が出来たと感じて嬉しかったです。ムゲや日之出の感情と組み合わさることで更なる広がりがイメージできました。

■柴山智隆(監督) コメント
音響監督でもある佐藤監督からは、「作品に寄り添い過ぎなくても大丈夫」というようなお話があったと記憶しています。「夜行」が届いて、はじめて映像に合わせて曲を聴いたときにはイメージがふわっと拡がっていくような感覚があって驚きました。日之出の心情を大切にしていただきつつも、次々と浮かんでくる情景が心地よくて、その日から毎日のように聴いています。素晴らしい楽曲をありがとうございました。

『泣きたい私は猫をかぶる』
6月5日(金) 全国ロードショー
監督:佐藤順一 柴山智隆
脚本:岡田麿里
制作:スタジオコロリド
主題歌:ヨルシカ「花に亡霊」
挿入歌:ヨルシカ「夜行」
声の出演:志田未来 花江夏樹 寿美菜子 小野賢章 千葉進歩 川澄綾子 大原さやか 浪川大輔 小木博明 山寺宏一
配給:東宝映像事業部

【ストーリー】 笹木美代(声:志田未来)は、いつも明るく陽気な中学二年生の女の子。空気を読まない言動で周囲を驚かせ、クラスメイトからは「ムゲ(無限大謎人間)」というあだ名で呼ばれている。しかし本当は周りに気を使い、「無限大謎人間」とは裏腹に自分の感情を抑えて日々を過ごしていた。そんなムゲは、熱烈な想いを寄せるクラスメイトの日之出賢人(声:花江夏樹)へ毎日果敢にアタックを続けるが全く相手にされない。めげずにアピールし続ける彼女には誰にも言えないとっておきの秘密があった…。それは、猫の姿になって大好きな日之出に会いにいくこと。実はムゲは、ある夏祭りの夜お面屋にいた猫の店主(声:山寺宏一)から、「かぶると猫へと姿を変えることができる」という不思議なお面をもらって以来、猫・太郎として日之出の家に通っていたのだ。普段はクールに振舞う日之出だが、太郎にだけは素直な気持ちを打ち明けることができ、いつしか太郎は日之出の支えになっていた。“人間”のときには距離を取られてしまうが、“猫”のときには近づけるふたりの関係。ムゲもまた、猫でいれば周囲との関係に悩むことない自由さを知り、次第に心地よさを覚えていく。猫として長く過ごすほど、いつしか猫と自分の境界があいまいになるムゲ。ある日、再び現れた猫店主から、猫の“お面”とムゲの“顔”を交換し、“人間”を捨て“猫”として生きるよう迫られる…。このままずっと、あなたのそばにいたい。でも、“私”に戻ることができなくなる…。自分が誰に支えられているのか。大切なものに気がつくとき、二人の世界が変わり始める。

© 2020「泣きたい私は猫をかぶる」製作委員会