2度のオスカーノミネートを果たし、『21ジャンプストリート』などへの出演でも人気の俳優ジョナ・ヒルが初監督を手掛けた『mid 90s』(原題)が、邦題『mid90s ミッドナインティーズ』として9月4日より公開されることが決定した。併せて、ティザービジュアルがお披露目となった。
本作は、90年代のロサンゼルスを舞台に、シングルマザー家庭に育った13歳の少年スティーヴィーが、スケートボードを通してかけがえのない仲間たちと出会い、子供から大人への扉を開いていく、ジョナ・ヒル自身の半自伝的な青春映画。
監督は、『40歳の童貞男』などのジャド・アパトー作品でキャリアを積み、アメリカを代表する大人気コメディ俳優となったジョナ・ヒル。『マネーボール』でブラッド・ピット演じる主人公の右腕を演じアカデミー賞助演男優賞にノミネート、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』ではレオナルド・ディカプリオとのコンビが高く評価され、いまや不動の実力派人気俳優となった彼の監督デビュー作となる。
そしてジョナ・ヒルとタッグを組んだのは、日本での『ミッドサマー』の大ヒットも記憶に新しく、『レディ・バード』『ムーンライト』などアカデミー賞の候補作を続々と送り出すなど、世界中の映画好きから注目の的となっている気鋭の映画スタジオ、A24。懐かしくて新しい90年代への愛情と夢をたっぷりに描いた10代の少年たちの成長物語はあらゆる世代の共感を呼び、ナショナル・ボード・オブ・レビューのトップ10インディペンデント映画にも選出、全米4館からスタートしたにも関わらず、1200スクリーン超まで拡大するスマッシュヒットを記録した。
主人公スティーヴィーを魅力たっぷりに演じるのは、『ルイスと不思議の時計』『聖なる鹿殺し』のサニー・スリッチ。そして母親ダブニーに『ファンタスティック・ビースト』シリーズのキャサリン・ウォーターストン、兄のイアンに『ある少年の告白』『マンチェスター・バイ・ザ・シー』のルーカス・ヘッジズと人気・実力を兼ね備えた俳優陣が脇を固める。
本作は、ジョナ・ヒル自身が子供時代を過ごし、タイトルにもなっている本作の象徴的なキーワード“1990 年代”の雰囲気と感覚を再現するため、全編16mmフィルムにこだわって撮影されていることも魅力の一つ。スーパー・ファミコンやカセットテープ、ストリート・ファイターなど1990年代を象徴するような懐かしいアイテムが盛り沢山で、劇中に登場するなどの楽しみも。音楽はナイン・インチ・ネイルズのフロントマン、トレント・レズナーが手掛けるほか、ニルヴァーナ、ピクシーズ、モリッシー、シール、ファーサイド、ウータン・クラン、ア・トライブ・コールド・クエストなどの当時のヒット曲が物語を彩る。
ティザービジュアルには、「たちあがれ、何度でも」という力強いメッセージとともに、不安と希望を胸に未来に立ち向かうように佇む主人公スティーヴィー(サニー・スリッチ)の姿が収められる。
『mid90s ミッドナインティーズ』
9月4日(金)新宿ピカデリー、渋谷WHITE CINE QUINTOほか全国ロードショー
監督・脚本:ジョナ・ヒル
音楽:トレント・レズナー アッティカ・ロス
出演:サニー・スリッチ キャサリン・ウォーターストン ルーカス・ヘッジズ ナケル・スミス
配給:トランスフォーマー
【ストーリー】 1990年代半ばのロサンゼルス。13歳のスティーヴィー(サニー・スリッチ)は兄のイアン(ルーカス・ヘッジズ)、母のダブニー(キャサリン・ウォーターストン)と暮らしている。小柄なスティーヴィーは力の強い兄に全く歯が立たず、早く大きくなって彼を見返してやりたいと願っていた。そんなある日、街のスケートボード・ショップを訪れたスティーヴィーは、店に出入りする少年たちと知り合う。彼らは驚くほど自由でかっこよく、スティーヴィーは憧れのような気持ちで、そのグループに近付こうとするが…。
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