「わたしは明るい面しか知らなかった」15歳の少女が見たリアルな沖縄とは?『ちむぐりさ 菜の花の沖縄日記』予告編

沖縄テレビ放送の開局60周年を記念して製作されたドキュメンタリー映画『ちむぐりさ 菜の花の沖縄日記』が、3月28日より公開される。このほど、本作の予告編がお披露目となった。

本作は、第38回「地方の時代」映像祭グランプリ、2018年度日本民間放送連盟賞の報道番組部門で優秀賞を受賞した話題のドキュメンタリー。石川県から那覇市の学校へやってきた15歳の坂本菜の花さんは、沖縄で“戦争”が続いていることを肌で感じ取っていく。希望の島で15歳の少女が見たリアルな沖縄とは…?

予告編では、沖縄の明るさとそれとは対照的に次々に起こる基地から派生する事件や事故を、石川県から沖縄県にあるフリースクール珊瑚舎スコーレへやって来た15歳の少女を懸け橋に見つめ、考えていく。また2018年8月に惜しくも亡くなった翁長知事が生前、県民大会で「沖縄の人をないがしろにしてはいけない」とウチナーグチで挨拶を述べる姿も収められる。知っているようで知らない、沖縄の姿、沖縄に暮らす人々のやさしさと真の強さがうかがえる。

『ちむぐりさ 菜の花の沖縄日記』
3月28日(土)より、ポレポレ東中野ほか全国順次公開
監督:平良いずみ
語り:津嘉山正種
配給:太秦

【作品概要】 沖縄の言葉、ウチナーグチには「悲しい」という言葉はない。それに近い言葉は「肝(ちむ)ぐりさ」。意味は胸を痛める。人の痛みを自分のものとして胸を痛め、辛い思いをしている人と一緒に悲しむ。それが沖縄のちむぐりさ。そんな沖縄に、ひとりの少女がやってきた。石川県から那覇市の学校へやってきた坂本菜の花さん、15歳。彼女は、この島ではずっと「戦争」が続いていることを肌で感じ取っていく。希望の島で、15歳の少女が見た、リアル沖縄とは…。

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