アダム・ドライバーがナタでゾンビを斬り捨てる!『デッド・ドント・ダイ』予告編&ポスタービジュアル

鬼才ジム・ジャームッシュ監督の最新作で、ビル・マーレイ、アダム・ドライバーが主演を務めるゾンビ・コメディ『デッド・ドント・ダイ』が、4月3日より公開される。このほど、本作の予告編、ポスタービジュアル、場面写真がお披露目となった。

本作は、2016年に日本でも大ヒットした『パターソン』よりも前から構想を温めていたという、ジム・ジャームッシュ監督の3年ぶりとなる最新作。アメリカの田舎町センターヴィルに、何やら恐ろしくゾッとする影が…。3人だけの警察署で働くロバートソン署長とピーターソン巡査は、ダイナーでの変死事件を皮切りに、思わぬ事態に巻き込まれていく。次々と墓場から蘇えり、町に溢れる死者たち。どうやら生前の活動に引き寄せられているようだ。日本刀を携えて救世主のごとく現れた葬儀屋のゼルダも加わり、時間を追うごとに増殖していくゾンビたちに立ち向かう。

予告編は、「この平和な街に…ヤツらがやって来る」という、どこかノスタルジックな文字とともに、ゾンビのダイナー襲撃シーンから幕を開ける。一心不乱にスマホ画面に見入って歩行する巷の“スマホ・ゾンビ”にインスピレーションを得たというジャームッシュは、本来は無個性であるゾンビに現代の世相を反映させる演出で本格的なゾンビ映画の創造に挑戦。テニスラケットを振り回す「スポ根ゾンビ」、“コーヒー”という言葉を繰り返してさまよう「コーヒー・ゾンビ」、酒の匂いを漂わせ酔っ払う「シャルドネ・ゾンビ」など、生前の物欲に従って行動する生ける屍たちを映像化。奇想天外でユーモラスなゾンビたちは、「ウォーキング・デッド」のようにシリアスではなく、『新感染 ファイナル・エクスプレス』のように過激でもないトボけた滑稽さに溢れていて、“もしも自分がゾンビになったら?”と、想像力を膨らませてしまう。さらに、奇想天外なゾンビたちの大量発生に立ち向かうのは、これまたとぼけた警官コンビ。ビル・マーレイが猟銃をぶっ放す衝撃シーンに加え、アダム・ドライバーがカイロ・レンかのごとく、ライトセーバーならぬナタでゾンビを斬り捨てる驚愕シーンも。「ゾンビを成敗しないと世界は終わる」と日本刀を携え現れたブロンド長髪のティルダ・スウィントンなど、他では絶対に観られないコミカルな怪演を、まさかの豪華キャストたちが披露している点にも注目だ。

ポスタービジュアルには、まさに今、墓から這い出てきたかのような生々しいゾンビの手が収められており、月夜に迫りくるゾンビの恐怖を掻き立てる。

場面写真には、ティルダ・スウィントンが道着で日本刀を構える姿、セレーナ・ゴメスが友人たちとオタクグッズでいっぱいのホビーショップに立ち寄るカット、ゾンビの襲来に怯えるダニー・グローヴァーとケイレブ・ランドリー・ジョーンズ、まさかのゾンビ役で登場するイギー・ポップ、そして森で暮らす世捨て人を演じるトム・ウェイツの姿が切り取られている。

『デッド・ドント・ダイ』
4月3日(金)より、TОHОシネマズ 日比谷ほか全国公開
監督・脚本:ジム・ジャームッシュ
出演:ビル・マーレイ アダム・ドライバー ティルダ・スウィントン クロエ・セヴィニー スティーヴ・ブシェミ ダニー・グローヴァー ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ イギー・ポップ セレーナ・ゴメス トム・ウェイツ
配給:ロングライド

【ストーリー】 アメリカの田舎町センターヴィルに、何やら恐ろしくゾッとする影が…。3人だけの警察署で働くロバートソン署長(ビル・マーレイ)とピーターソン巡査(アダム・ドライバー)は、ダイナーでの変死事件を皮切りに、思わぬ事態に巻き込まれていく。次々と墓場から蘇えり、町に溢れる死者たち。どうやら生前の活動に引き寄せられているようだ。日本刀を携えて救世主のごとく現れた葬儀屋のゼルダ(ティルダ・スウィントン)も加わり、時間を追うごとに増殖していくゾンビたちに立ち向かう。彼らを待ち受けるのは、希望か、それとも絶望か…!?

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