高橋一生「蒼井優さんとキスする時も痛い!という気持ちに」唇が撮影中に荒れまくって…

2008年に雑誌「ダ・ヴィンチ」で連載され話題を呼んだ、一人のラブドール職人と彼が一目で恋に落ち結婚した妻との日々を描いた傑作小説を、原作者のタナダユキ自身が監督・脚本し、高橋一生と蒼井優の共演で映画化した『ロマンスドール』が、1月24日より公開中。このほど、2月10日に新宿バルト9にて公開御礼ファンイベントが行われ、主演の高橋一生、タナダユキ監督が登壇した。

公開から2週間が経過し、周りからの反応を聞かれた高橋は、「スタッフさんにも俳優さんからも『観ました』と声をかけてもらえることが多い。映画では2年ぶりくらいかな。とても嬉しいですね」と笑顔でコメント。SNSでは「ラブシーンが泣ける」という反響が多く、タナダ監督は「二人(高橋と蒼井)の力と、それを一生懸命捉えたスタッフの全員野球だったと思います」、高橋も「タナダ組を密に感じていたので、一丸になって作品を作っている感覚がすごく濃かった。みんなで作り上げた空気感」と本作の制作について語った。

続けて、タナダ監督が「一生くんが座長としてすごく自然体で現場にいてくれたので、スタッフもやりやすかった」と言うと、高橋は「毎朝ハンバーガーを食べていただけですけどね(笑)」と恐縮。穏やかな撮影だったようだが、高橋は「唇がおかしくなった」ようで、「どのリップを試してもダメだったんですよ。腫れ上がっちゃって、蒼井さんとキスする時も痛い痛い!という気持ちになった」と明かし、「バラエティに出た時もものすごい辛い食べ物が来て、案の定、唇が爆発しました(笑)」と裏話も披露していた。

本作で高橋はラブドール職人を演じ、その制作過程の繊細な描写の感想も寄せられており、タナダ監督は「びっくりするぐらいうまかったです」と高橋の手つきを絶賛。「毛を植えるのが楽しくてしょうがなくなって!」と言う高橋に、タナダ監督は「もう働けます。エースです!」と褒めちぎっていた。

さらに、主題歌を担当したnever young beachからサプライズメッセージも。「素敵な映画なので、曲が邪魔にならないようにシンプルに、添加物なしのご飯みたいなものをイメージして作りました。この映画の一部になれたら嬉しいです」というコメントが読み上げられ、高橋は「映画の世界観を補完してくれる楽曲で、すごく自然なラストになりました」と楽曲を絶賛していた。

ツイッターで募った質問コーナーも行われ、これから何かの職人になるとしたら?という質問が。高橋は「ログハウスビルダーになりたい」と答え、タナダ監督が「引くぐらいすごいログハウス作ってそう(笑)」と笑う一幕も。続けて、高橋は海外で見たデザインに感心したようで、「丸太と丸太の間を苔で埋めていくと風が通らなくなるんですけど、僕が作る時、これは絶対やろうと思っています」と熱く語っていた。

イベントの最後には、大ヒット御礼を記念し、スペシャルプレゼント抽選会を実施。高橋のくじ引きにより、当選した観客には劇中の小道具として使用されたペアマグカップがプレゼントされた。

『ロマンスドール』
1月24日(金)より全国ロードショー中
監督・脚本:タナダユキ
原作:タナダユキ「ロマンスドール」
主題歌&劇中歌:never young beach
出演:高橋一生 蒼井優 浜野謙太 三浦透子 大倉孝ニ ピエール瀧 きたろう 渡辺えり
配給:KADOKAWA

【ストーリー】 美人で気立てのいい園子(蒼井優)に一目惚れして結婚した哲雄(高橋一生)が、彼女にずっと隠し続けている仕事、それはラブドール職人としてドールを作っていること。平穏に過ぎていく日常の中、哲雄は仕事にのめり込み、恋焦がれて結婚したはずの園子とは次第にセックスレスになっていた。いよいよ夫婦の危機かと思ったとき、園子はぽつりと胸の中に抱えていた秘密を打ち明けた。純愛と性愛とドールが交錯する、大人のラブストーリー。

©2019「ロマンスドール」製作委員会