「ストロボ・エッジ」、「アオハライド」に続く、咲坂伊緒による“青春三部作”の最終章で、累計部数500万部を突破する大人気少女コミックのアニメーション&実写での連動W映画化プロジェクトのアニメ版『思い、思われ、ふり、ふられ』が、5月29日より公開される。先日、ヒロイン山本朱里役の潘めぐみ、Wヒロインとなる市原由奈役の鈴木毬花、朱里の義理の弟・山本理央役の島﨑信長、そして由奈の幼馴染・乾和臣役の斉藤壮馬と、メインキャラクターの声を務める4人の声優陣が揃ったアフレコ収録が行われ、潘、鈴木、島﨑、斉藤が収録の感想を語った。
本作で初めてヒロイン役に抜擢された鈴木は、メインの役どころが初めてということもあり緊張を隠せない様子だったが、もう一人のヒロイン朱里を演じた潘が「大丈夫だよ」、「緊張してる?」と先輩声優として優しく声をかけるなど収録は和やかにスタートした。朱里が由奈をフォローしていく劇中での二人の関係性のように、かけあいでも潘が鈴木をリード。鈴木も回数を重ねるごとに役をどんどんつかんでいき、その吸収力と天性のピュアでみずみずしい声に黒柳監督も感心していた。
■潘めぐみ(山本朱里役) コメント
掛け合いの中で生まれてくるものを大切にしようと思ったので、あまり固めていきませんでした。実際に、由奈、理央、和臣、そして家族やまわりの人たちから想いを受け取ることで、朱里の心の輪郭が見えきたように思います。朱里の器用でいて不器用なところや素直になり切れない葛藤と向き合っていく中で、鈴木さんの真っ直ぐさに、島﨑さんの優しさに、斉藤さんの心強さに、幾度となく救われました。
■鈴木毬花(市原由奈役) コメント
マイク前で掛け合いをするのが初めてでとても緊張していたのですが、皆さんお優しくて、私が何度も録り直しをして焦ってしまっていた時に空気を変えようと違うお話をして下さり、その優しさがとても嬉しかったです。先輩方と演じる中で、掛け合いの難しさ、先輩方の凄さを感じ、自分の未熟さにショックを受けましたが収録の度に課題を見つけ、前回よりも良いお芝居ができるよう頑張りました。この収録を通して、先輩方に追いつけるように自分自身の力をもっとつけたいと思うとともに、このような作品に関われて幸せだと感じました。
■島﨑信長(山本理央役) コメント
理央の外見ではなく中身を、人間くささを大切にできればという思いで演じさせていただきました。とても素敵なスタッフ・キャストの仲間たちのおかげで、フィクションではあるのですが、“そこに生きている”理央を感じることができた気がします。みんなのおかげで、とっても楽しくお芝居させていただきました。出来上がりが本当に楽しみです。
■斉藤壮馬(乾和臣役) コメント
本線が何日かに分かれている劇場版のアフレコはあまり経験したことがなかったのですが、ぼくの参加初日に偶然4人が揃って収録ができたので、とてもありがたかったです。やはりオーディションやPVのときとは異なり、実際に掛け合いをするからこそ生まれ得る表現や感情が心地よかったですね。終始穏やかな収録でしたが、もっとこのメンバーで掛け合っていたい!と4人とも言っていました。とにかく刺激的で豊かなアフレコでした!楽しかったです!
アニメーション映画『思い、思われ、ふり、ふられ』
5月29日(金)より全国ロードショー
監督:黒柳トシマサ
原作:咲坂伊緒「思い、思われ、ふり、ふられ」
脚本:吉田恵里香
キャラクターデザイン:山下祐
音楽:野見祐二
声の出演:潘めぐみ 鈴木毬花 島﨑信長 斉藤壮馬
配給:東宝
【ストーリー】 偶然出会ったタイプの全く違う朱里(声:潘めぐみ)と由奈(声:鈴木毬花)、朱里の義理の弟の理央(声:島﨑信長)と由奈の幼馴染の和臣(声:斉藤壮馬)は同じマンションに住み同じ学校に通う高校1年生。理央に憧れる由奈、朱里に言えない想いを抱える理央、秘密を抱える朱里、ある秘密を目撃してしまった和臣。それぞれの思いは複雑に絡み合い、相手を思えば思うほどすれ違っていき…切なすぎる恋が動き出す。
© 2020 アニメ映画「思い、思われ、ふり、ふられ」製作委員会 © 咲坂伊緒/集英社