松本穂香「実際にお酒を飲んでいた。リアルに顔がぽーっとしていて…」渋川清彦が撮影現場で酔っぱらい!?

秋田書店のWebサイト「チャンピオンクロス」にて連載され反響を呼んだ、菊池真理子が自身の実体験にもとづき描いたコミックエッセイを、松本穂香と渋川清彦のダブル主演で映画化する『酔うと化け物になる父がつらい』が、3月6日より公開される。このほど、2月3日に東京・神楽座にて完成披露試写会が行われ、キャストの松本穂香、渋川清彦、今泉佑唯、ともさかりえ、片桐健滋監督が登壇した。

一風変わった家庭で育った主人公のサキを演じた松本は、酔うと“化け物”になる父を演じた渋川に対して、「ずっとお父さんでした」としつつ「現場でも実際にお酒を飲んでいた」ことを暴露。「リアルに顔がぽーっとしていて、私もサキでいることができた」と撮影を振り返った。

渋川は、お酒を飲んで撮影したことに関して「試してみたかった。監督も良く知っているので、実際に飲みながらやったらどうか」と提案したという。「セリフが言える範囲でやってみた」そうだが、「緊張もするし、セリフも言わなければという意識が働くので酔えなかった」とのこと。続けて「俺に勇気があったら、もっとベロベロになったのかな(笑)」と語っていた。

この日は節分ということで、豆まきで本作のヒットを祈願する場面も。さらに、2月5日は松本の誕生日ということで、恵方巻きならぬ特大恵方ロールケーキが登場した。その大きさに松本は「すごい!初めて!嬉しいです!」と驚いた様子だったが、切り分けたロールケーキを一口頬張ると、「すごく美味しいです。ありがとうございます!」と笑顔で感謝していた。

『酔うと化け物になる父がつらい』
3月6日(金)より新宿武蔵野館ほか全国ロードショー
監督:片桐健滋
原作:菊池真理子「酔うと化け物になる父がつらい」(秋田書店刊)
脚本:久馬歩(プラン9) 片桐健滋
主題歌:GOOD ON THE REEL「背中合わせ」
出演:松本穂香 渋川清彦 今泉佑唯 恒松祐里 濱正悟 安藤玉恵 宇野祥平 森下能幸 星田英利 オダギリジョー 浜野謙太 ともさかりえ
配給:ファントム・フィルム

【ストーリー】 普段は無口で小心者なのに、酔うと“化け物”になる父(渋川清彦)と、新興宗教にハマる母(ともさかりえ)。一風変わった家庭で育った主人公のサキ(松本穂香)は、“化け物“のおかしな行動に悩まされ、徐々に自分の気持ちに蓋をして過ごすようになる。自分とは正反対で明るく活発な妹や、学生時代からの親友に支えられ、家族の崩壊を漫画として笑い話に昇華しながらなんとか日々を生きるサキ。そんなある日、アルコールに溺れる父に病気が見つかってしまう…。知っているようで、何も知らなかった父のこと。サキが伝えたかった、本当の気持ちとは?

©菊池真理子/秋田書店 ©2019 映画「酔うと化け物になる父がつらい」製作委員会