グザヴィエ・ドラン監督「ディカプリオに夢中になり、彼へ手紙を書いた」『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』予告編

『Mommy/マミー』、『たかが世界の終わり』などを手掛け映画界に革新を起こしてきたグザヴィエ・ドラン監督が、「ゲーム・オブ・スローンズ」のキット・ハリントン、ナタリー・ポートマンらハリウッドの豪華キャストとタッグを組んだ映画『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』が、3月13日より公開される。このほど、本作の予告編と新ポスタービジュアルがお披露目となった。

本作は、幼き日のドラン少年が“憧れのスター”レオナルド・ディカプリオに宛てた手紙から生まれた物語。舞台はニューヨーク。大ヒットTVシリーズに出演し、一躍スターの座へと駆け上った、人気俳優のジョン・F・ドノヴァンが死んだ。謎に包まれた彼の死の真相をにぎる鍵は、世間で一大スキャンダルを巻き起こした、11歳の少年ルパートとの“秘密の文通”。100通以上に渡る手紙から明かされる、若くして世を去った美しきスター、ジョン・F・ドノヴァンの、切なくも衝撃的な死の真相とは…。

本予告編には、大人になったルパートがジャーナリストに美しい思い出を語る場面や、ジョン(キット・ハリントン)と少年ルパート(ジェイコブ・トレンブレイ)の手紙を通した二人だけしか知らない交流、そして“秘密の文通”が世間に晒されスキャンダルを巻き起こしていく様子が映し出される。美しきスター、ジョンはなぜ死んだのか、少年ルパートだけが知る真実とは何なのか。10年をかけて実現した映画化に相応しい、豪華キャストたちも勢ぞろいの期待が膨らむ映像となった。また現在、映画館では、劇場でしか見られない劇場限定版予告編も上映中。本予告編とは一変し、映画館だけで使うことを許可された劇中のテーマ曲、ザ・ヴァーヴの「Bitter SweetSymphony」を全編にわたって使用。3月13日の公開までの間、映画館だけでしか観ることができない貴重な限定版予告編となっている。

新ポスタービジュアルでは、美しきスター、ジョンと、名もない少年ルパートが左右に並ぶ。ジョンの隣には「僕を知るのは、世界にただ一人。君だけ―。」、ルパートの隣には「ジョン、君は僕のすべてなんだ。」と添えられ、お互いの言葉が呼応する。“秘密の文通”で互いを支えあってきたジョンとルパートのかけがえなのない関係を感じさせるエモーショナルな台詞は、謎に包まれたスターの死の真相のヒントとなる。

『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』
3月13日(金)より、新宿ピカデリーほか全国ロードショー
監督・脚本:グザヴィエ・ドラン
脚本:ジェイコブ・ティアニー
出演:キット・ハリントン ナタリー・ポートマン スーザン・サランドン ジェイコブ・トレンブレイ キャシー・ベイツ
配給:ファントム・フィルム

【ストーリー】 2006年、ニューヨーク。人気俳優のジョン・F・ドノヴァン(キット・ハリントン)が29歳の若さでこの世を去った。自殺か事故か、あるいは事件か。謎の真相の鍵を握るのは、11歳の少年ルパート・ターナー(ジェイコブ・トレンブレイ)だった。それから10年の歳月が過ぎ、ジョンとルパートがかつて交わした “秘密の文通”が一冊の本として出版される。今では注目の新進俳優となったルパートが、100通以上の手紙の公開に踏み切ったのだ。さらにルパートは、著名なジャーナリストの取材を受け、すべてを明かすと宣言するのだが…。

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