ベルリン国際映画祭で2冠達成!女人禁制の伝統儀式に参加した女性が巻き込まれる大騒動『ペトルーニャに祝福を』4月公開!

第69回ベルリン国際映画祭(2019)においてエキュメニカル審査員賞、ギルド映画賞のダブル受賞を獲得し注目された、テオナ・ストゥルガル・ミテフスカ監督最新作『God exists,her neme is Petrunya(英題)』が、邦題『ペトルーニャに祝福を』として4月25日より公開されることが決定した。

本作は、北マケドニアの小さな街、シュティプを舞台に、女人禁制の伝統儀式に思いがけず参加してしまった一人の女性が巻き込まれる騒動を描く。就職の面接で不採用となった32歳のペトルーニャは、帰り道に地元の伝統儀式に遭遇する。それは、司祭が川に投げ入れた十字架を男たちが追いかけ、手に入れた者には幸せが訪れると言われるもの。ペトルーニャは思わず川に飛び込むと、その“幸せの十字架”を手に入れる。しかし男たちから「女が取るのは禁止だ!」と猛反発を受け、さらには教会や警察を巻き込んだ大騒動に発展していく…。

監督を務めるのは、首都スコピエ生まれのテオナ・ストゥルガル・ミテフスカ。十字架を川に投げ入れる伝統儀式は、東ヨーロッパの東方正教を信仰する国々で毎年1月19日に行われている。2014年に北マケドニアのシュティプで十字架を掴み取った女性をモデルに、実際の出来事を下敷きに本作を完成させた。「幸せになる権利は私にもあるはず。なのに、なぜ?」ペトルーニャの思いは、性別だけでなく多様な社会に生きるあらゆる人々にとって普遍的なもの。現代社会に生きるすべての人にとっての「なぜ?」でもあるのだ。ミテフスカは、「今日でさえ、強い女性として活躍するのが難しい」と語る保守的なバルカン地域を舞台に、その疑問を世の中に投げかけ、幸せを求める主人公の闘いをアイロニーとユーモアで鋭く描き出す。

『ペトルーニャに祝福を』
4月25日(土)より岩波ホールほか全国ロードショー
監督:テオナ・ストゥルガル・ミテフスカ
出演:ゾリツァ・ヌシェヴァ ラビナ・ミテフスカ
配給:アルバトロス・フィルム

【ストーリー】 32歳のペトルーニャ(ゾリツァ・ヌシェヴァ)は、美人でもなく、体型は太め、恋人もいない。大学で学んだのに仕事はウィトレスのバイトだけ。主義を曲げて臨んだ面接でもセクハラに遭った上に不採用となった彼女は、帰り道に地元の伝統儀式に遭遇する。それは、司祭が川に投げ入れた十字架を男たちが追いかけ、手に入れた者には幸せが訪れると言われるもの。ペトルーニャは思わず川に飛び込むと、その“幸せの十字架”を手に入れる。しかし男たちから「女が取るのは禁止だ!」と猛反発を受け、さらには教会や警察を巻き込んだ大騒動に発展していく…。

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