“フランス映画界の至宝”と言われるカトリーヌ・ドヌーヴ主演最新作『CLAIRE DARLING(英題)』が、『アンティークの祝祭』として4月下旬に公開されることが決定した。併せて、メイン画像がお披露目となった。
「今日が私の最期の日」…ある朝、そう確信したクレールは、からくり人形、仕掛け時計、肖像画など長年かけて集めてきたアンティークの数々を売って処分することに。売り出されたアンティークたちは、彼女の劇的な生きざまの断片であり、切なく悲劇的な記憶を鮮明に蘇らせるものでもあった。一方、疎遠になっていた娘マリーは、母のこの奇妙な行動を聞きつけ20年ぶりに帰ってくるが…。
世界的大女優にしてフランス映画界の至宝と言われるカトリーヌ・ドヌーヴが、実娘で女優のキアラ・マストロヤンニと母娘役で共演を果たし話題を呼んでいる本作。監督を務めるのは、『やさしい嘘』、『パパの木』などのジュリー・ベルトゥチェリ。自身の終焉を察した主人公が、半生を共にしてきたアンティークを処分することで浮かび上がる「劇的な人生」と「本当に遺したい思い」を、女流監督らしい繊細でしなやかな視点で描き出す。自然豊かなロケーションに、ティファニーやバカラなどの高級アンティークが数多く登場し、カトリーヌの毅然とした美しさが映える1作である。
『アンティークの祝祭』
4月下旬、シネスイッチ銀座ほか全国順次公開
監督・脚本:ジュリー・ベルトゥチェリ
原作:リンダ・ラトレッジ著「La dernière folie de Claire Darling」
出演:カトリーヌ・ドヌーヴ キアラ・マストロヤンニ アリス・タグリオーニ ロール・カラミー サミール・ゲスミ
配給:キノフィルムズ 木下グループ
【ストーリー】 夏のある朝、クレール(カトリーヌ・ドヌーヴ)の決意は突然だった。70年以上におよぶ長い人生。ここのところ意識や記憶がおぼろげになることが増えてきた。「今日が私の最期の日」と確信した彼女は、長年かけて集めてきたからくり人形、仕掛け時計、肖像画など数々のコレクションをヤードセールで処分することにする。見事な品々の大安売りに、庭先はすぐにお客と見物人で賑わいはじめた。大きな家財から小さな雑貨まで家中を彩り続けたアンティークたちは、いつもクレールの人生と共にあった。それは、彼女の劇的な生きざまの断片であり、切なく悲劇的な記憶を鮮明に蘇らせるものでもあった。一方、疎遠になっていた娘マリー(キアラ・マストロヤンニ)は、母のこの奇妙な行動を友人のマルティーヌ(ロール・カラミー)から聞きつけ、20年ぶりに帰ってくるが…。
©Les Films du Poisson – France 2 Cinéma – Uccelli Production – Pictanovo