ロイヤル・バレエにおいては400回以上も上演された20世紀バレエの最高傑作を、英国ロイヤル・バレエ団により初めて映画化する『ロミオとジュリエット』が、3月6日より公開されることが決定し、併せて、ポスタービジュアルがお披露目となった。
1965年にコヴェント・ガーデンで初演されたマクミランの『ロミオとジュリエット』は、実に40分間も拍手が鳴りやまず、43回ものカーテンコールが行われるという大成功を収めた。ロイヤル・バレエにおいては400回以上も上演され、20世紀バレエの最高傑作と言っても過言ではない。そんな、短い生を情熱的に駆け抜けたロミオとジュリエットの物語が、本作では16世紀のヴェローナの街を再現したオールロケで撮影。セルゲイ・プロコフィエフの名曲に乗せ、現代的でスピーディな演出と劇場用映画ならではのカメラワークにより、さらにドラマティックな形で表現された。
キャストとして登場するのは脇役に至るまで、演劇的バレエでは他の追随を許さない英国ロイヤル・バレエ団を代表するダンサーたち。映画『キャッツ』(1月24日公開)で白猫ヴィクトリア役を演じ話題のプリンシパル・ダンサー、フランチェスカ・ヘイワード、そして期待の若手ファースト・ソリストのウィリアム・ブレイスウェルが、運命に翻弄された恋人たちを演じる。また、敵役のティボルトとして、マシュー・ボーン版『白鳥の湖』で男性の白鳥として主演し、今バレエ界で最も熱い視線を浴びるプリンシパル、マシュー・ボールが登場。原作の登場人物の実年齢に近い、若いダンサーたちが主要なキャストとして選ばれ、演技と共にバレエの超絶技巧も披露する。
ポスタービジュアルには、出会ったばかりの初々しいロミオ(ウィリアム・ブレイスウェル)とジュリエット(フランチェスカ・ヘイワード)の姿が全面に写し出されるほか、ティボルトとロミオの決闘シーンや、ロミオとジュリエットの情熱的なキスシーンのカットも配されている。
『ロミオとジュリエット』
3月6日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国ロードショー
監督:マイケル・ナン
振付:ケネス・マクミラン
出演:フランチェスカ・ヘイワード ウィリアム・ブレイスウェル マシュー・ボール マルセリ-ノ・サンベ ジェームズ・ヘイ トーマス・モック クリストファー・サウンダース クリステン・マクナリ- ベネット・ガートサイド 金子扶生
配給:東宝東和
©Bradley Waller