今泉力哉監督「田中圭さんは格好良く映りたいとかの欲がない」『mellow』場面写真

田中圭を主演に迎え、街で一番オシャレな花屋と廃業寸前のラーメン屋を舞台に巻き起こる恋愛模様を描く、今泉力哉監督の最新作『mellow』(読み:メロウ)が、1月17日より公開される。このほど、田中圭を捉えた場面写真がお披露目となった。

本作は、街で一番オシャレな花屋と廃業寸前のラーメン屋を舞台に、様々な恋愛模様が描かれる不器用な片想いたちの物語。

場面写真には、夏目(田中圭)が、自ら営む花屋「mellow」で穏やかな表情で花を選んだり、木帆(岡崎紗絵)が営むラーメン屋で談笑したり、姪っ子のさほ(白鳥玉季)と仲良く並んでラーメンを食べる姿などが収められる。さらに、白い花束を持ち、微笑みながら川辺を歩く印象的なカットからは、本作の持ち味でもある、日常と地続きの穏やかな雰囲気が伝わってくる。

本作で夏目を演じた田中は、実力派俳優として映画やドラマにコンスタントに出演し続け、近年では、さらにその魅力が広がり、出演作が後を絶たない。その飾らないナチュラルな人柄は、バラエティーに出演する度にSNS上でトレンド入りを果たすなど、今再注目されている。田中について、今泉監督は「田中さんは、格好良く映りたいとかの欲がなく、どうやって自分がいたら良いのか、常に作品のことを一番に考えてくれる本当に素晴らしい方です。作品のことをちゃんと理解していてくれているので、田中さんは夏目をただの良い人にするのではなく、人間っぽさを持たせてくれました」と絶賛。本作はそんな田中が生み出す人想いで繊細なキャラクターに、今泉監督だからこそ生み出すことのできた各キャラクターの不器用さや、クスリと笑えるセリフのやりとりが合わさり、リアルに胸に響くストーリーが展開される。田中圭史上、“一番優しい田中圭”と言われる夏目は、自身は無自覚ながらも周囲の人の気持ちを捉える人物で、監督に「アイデア段階ではこんなにモテる予定じゃなかったんだけどなあ、夏目誠一」と言わせる程の魅力を発揮している。

『mellow』
1月17日(金)より、新宿バルト9・イオンシネマ シアタス調布ほか全国公開
監督・脚本:今泉力哉
音楽:ゲイリー芦屋
主題歌:並木瑠璃「花になる」
出演:田中圭 岡崎紗絵 志田彩良 松木エレナ 白鳥玉季 SUMIRE 山下健二郎(三代目J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE) ともさかりえ 小市慢太郎
配給:関西テレビ放送 ポニーキャニオン

©2020「mellow」製作委員会