仲野太賀&元乃木坂46 衛藤美彩 絶望と背中合わせの希望に彩られた二人の日々『静かな雨』予告編&ポスタービジュアル

『羊と鋼の森』で2016年の本屋大賞1位を受賞した作家・宮下奈都の小説デビュー作を、『四月の永い夢』、『わたしは光をにぎっている』の中川龍太郎監督が仲野太賀と乃木坂46を卒業した衛藤美彩のダブル主演で映画化した『静かな雨』が、2020年2月7日より公開される。このほど、本作の予告編とポスタービジュアルがお披露目となった。

大学の研究室で働く、足の悪い行助(ゆきすけ)は、“たいやき屋”を営むこよみと出会う。だがほどなく、こよみは事故に遭い、新しい記憶を短時間しか留めておけなくなってしまう。こよみが明日になったら忘れてしまう今日という一日、また一日を、彼女と共に生きようと決意する行助。絶望と背中合わせの希望に彩られた二人の日々が始まる。

予告編では、こよみ役を演じた衛藤美彩のセリフ、行助役を演じた仲野太賀のこよみを呼ぶ声とタイトルコールの声、そして映像に合わせて作られた高木正勝の音楽が、二人の世界を印象的に伝える。小さなたいやき屋を営むこよみがたいやきを焼くシーンでは、衛藤美彩が実際のたいやき屋で何度もたいやきを焼く練習を積み重ね、撮影に挑んだ。そんなこよみと出会った行助の恋心を感じつつも、こよみを襲った事故の影響で短期間の記憶しか残らないという状況が、二人の関係にどのように影響していくのか。ラスト、原作者・宮下奈都のコメント「ふたりが暮らす温度があり、色と匂いがあり、記憶がある。とても美しくて嘆息しました。」が映し出され、原作と映画のコラボレーションの美しさをさらに増幅させる。

ポスタービジュアルは、河原でたたずむ行助とこよみの姿を収める。

『静かな雨』
2020年2月7日(金)より、シネマート新宿ほか全国順次ロードショー
監督:中川龍太郎
原作:宮下奈都「静かな雨」
脚本:梅原英司 中川龍太郎
音楽:高木正勝
出演:仲野太賀 衛藤美彩 三浦透子 坂東龍汰 古舘寛治 川瀬陽太 村上淳 河瀨直美 萩原聖人 でんでん
配給:キグー

【ストーリー】 大学の研究室で働く、足の悪い行助(仲野太賀)は、“たいやき屋”を営むこよみ(衛藤美彩)と出会う。だがほどなく、こよみは事故に遭い、新しい記憶を短時間しか留めておけなくなってしまう。こよみが明日になったら忘れてしまう今日という一日、また一日を、彼女と共に生きようと決意する行助。絶望と背中合わせの希望に彩られた二人の日々が始まった…。

©2019「静かな雨」製作委員会 / 宮下奈都・文藝春秋