漫画家・浦沢直樹描き下ろしイラスト!ポン・ジュノ監督の(秘)エピソードが明らかに!『パラサイト 半地下の家族』

第72回カンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールを受賞したポン・ジュノ監督最新作『パラサイト 半地下の家族』が、2020年1月10日より公開される。このほど、ジュノ監督がファンだと公言する漫画家・浦沢直樹による描き下ろしイラストがお披露目となった。

(C)浦沢直樹・N WOOD STUDIO

日本カルチャーに造詣が深く、漫画家を目指していた経歴もあるポン・ジュノ監督。そんな監督がかねてからファンだと公言しているのが、「MONSTER」、「20世紀少年」、現在も「あさドラ!」が好評連載中の日本を代表する漫画家、浦沢直樹。ジュノ監督は浦沢の漫画を読みながら、シナリオをよく書いているという。2006年の『グエムル -漢江の怪物-』公開時に対談を果たした二人だが、今年11月の来日時に13年ぶり2度目の対談が実現。久しぶりの再会を果たし、お互いの作品の制作秘話を語り合い、本イラストが描き下ろされた。

イラストでは、“半地下”に住む貧しいキム一家を演じたソン・ガンホ、チェ・ウシク、パク・ソダム、チャン・へジンの4人が脚本を読んでいる。今回の対談でジュノ監督から「出演者に台本を渡して、今ごろ読んでいるだろうなあと考える時が一番イヤな時間」という(秘)エピソードを聞いた浦沢は、台本を読む4人の姿を描いた。「特にソン・ガンホさんが読んでいるときが…わかるわ~~~~」と、自分が丹精込めた脚本が審査されているかのようなジュノ監督の気持ちを察した言葉が添えられ、日韓を代表するクリエイターの共感が記された、貴重なイラストとなった。本イラストは劇場で販売される映画公式パンフレットに掲載予定。

『パラサイト 半地下の家族』
2020年1月10日(金) 全国ロードショー
12月27日(金)より、TOHOシネマズ 日比谷、TOHOシネマズ 梅田にて先行公開
監督・共同脚本:ポン・ジュノ
撮影:ホン・ギョンピョ
音楽:チョン・ジェイル
出演:ソン・ガンホ イ・ソンギュン チョ・ヨジョン チェ・ウシク パク・ソダム イ・ジョンウン チャン・ヘジン
配給:ビターズ・エンド

【ストーリー】 全員失業中、“半地下住宅”で暮らす貧しいキム一家。長男ギウ(チェ・ウシク)は、“高台の豪邸”で暮らす裕福なパク氏の家へ家庭教師の面接を受けに行く。そして、兄に続き、妹ギジョン(パク・ソダム)も豪邸に足を踏み入れるが…。この相反する二つの家族の出会いは、次第に想像を遥かに超える物語へと加速していく。

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