岡村隆史、今年の漢字は“闇”「芸人の間では“やみ”と読まず“ちょく”と読む。ここから始まって、最後の徳井まで…」

赤穂藩君主・浅野内匠頭の仇討のため、浪士となった47人の藩士たちの物語の秘話を、堤真一と岡村隆史のダブル主演で、『殿、利息でござる!』、『忍びの国』の中村義洋監督が映画化した『決算!忠臣蔵』が、11月22日より公開中。このほど、12月11日に新宿ピカデリーにて行われた大ヒット御礼舞台挨拶に、キャストの堤真一、岡村隆史、中村義洋監督が登壇した。

今年もあとわずかということで、2019年を振り返って「今年の漢字」を発表することになったゲスト陣。岡村が「これしかない」と言って裏返したフリップには「闇」の一文字が。「すべてはここから始まったと思って。芸人の間では“やみ”と読まず“ちょく”と読みます。ここから始まって、最後の徳井まで…」と、吉本興業における一連の闇営業問題と、チュートリアル徳井義実の申告漏れと所得隠し報道について、いじり倒した。

芸人の間でも闇営業について話があったのか?という質問に、岡村は闇営業問題の渦中にいる雨上がり決死隊・宮迫博之の相方である蛍原徹の名前を出し「昨日、蛍原さんといろいろ話をして。こうしよう、ああしようと思っていると話していた。昨日の今日ということもありまして、これを書かせていただきました」と、“闇”の字に決めた思いを伝えつつ、「来年はいろいろなことがまとまってくる。これが最後の闇です。イジるのはこれが最後です!」と言葉に力を込めると、会場から笑いが起こっていた。

『決算!忠臣蔵』
11月22日(金) 全国公開
監督・脚本:中村義洋
原作:山本博文『「忠臣蔵」の決算書』
出演:堤真一 岡村隆史 濱田岳 横山裕 妻夫木聡 荒川良々 石原さとみ 竹内結子 西村まさ彦 寺脇康文 小松利昌 沖田裕樹 上島竜兵 堀部圭亮 山口良一 鈴木福 千葉雄大 滝藤賢一 笹野高史 橋本良亮 木村祐一 板尾創路 村上ショージ 西川きよし 桂文珍 鈴鹿央士 阿部サダヲ
配給:松竹

【ストーリー】 今から約300年前。江戸城・松の廊下。赤穂藩藩主・浅野内匠頭(阿部サダヲ)は、かねてより賄賂まみれだった吉良上野介に斬りかかる。通常であれば喧嘩両成敗となるはずが、幕府が下した結論は、赤穂藩のお取り潰しと、内匠頭の即日切腹。吉良へはお咎めなし。突然藩主を亡くしたことで、浅野家は断絶、藩士たちは路頭に迷う。筆頭家老・大石内蔵助(堤真一)は、嘆く暇もなく、浅野家復活を願い出て、ひたすら残務整理に励む日々。しかし、御家再興にも当然、お金が必要。内蔵助は、幼馴染の勘定方・矢頭長助(岡村隆史)の力を借りて、亡き内匠頭の妻・瑤泉院(石原さとみ)の化粧料(嫁入りの時の持参金)をかき集める。その金額は、およそ800両(9500万)!しかし、金の使い道がわからない内蔵助は、長助らの助言も聞かず、行き当たりばったりの大盤振る舞い。金はどんどん減っていく。一方、浪人となった藩士たちは、宿敵・吉良への仇討ちを勝手に計画。加えて、江戸の庶民たちまでもが、赤穂浪士たちによる仇討ちを超熱望。やがて、大金をはたいた甲斐もなく、御家再興は幕府の決定であっさり却下。「なんでやねん!」ようやく討ち入りを決意したものの、もはや予算残高は、微々たるものに…。討ち入るのか討ち入らないのか、迷っているうちにも予算はさらに減っていく。前線基地として購入した屋敷も火事で全焼。浪士たちの日々の生活費や食費に家賃、江戸までの旅費、武器の購入等々、お金は出ていくばかりで、プロジェクトは超難航。挙げ句の果てには、やる気満々の浪士たちのリストラも余儀なくされる始末。一方、自分の金を勝手に使われている瑤泉院の怒りもエキサイトして…。果たして彼らは“予算内”で、一大プロジェクト“仇討”を、無事に“決算”することができるのか!?

(C)2019「決算!忠臣蔵」製作委員会