堤真一と岡村隆史が仲間割れ!?石原さとみが鋭く睨む先は?『決算!忠臣蔵』場面写真

赤穂藩君主・浅野内匠頭の仇討のため、浪士となった47人の藩士たちの物語の秘話を、堤真一と岡村隆史のダブル主演で、『殿、利息でござる!』、『忍びの国』の中村義洋監督が映画化する『決算!忠臣蔵』が、11月22日に公開される。このほど、本作の場面写真がお披露目となった。

大石内蔵助が実際に残した決算書を基に、討ち入り計画の実像をお金の面から描く本作。

場面写真は、討ち入り計画の中心人物・筆頭家老の大石内蔵助(堤真一)が火事装束に身を包み陣頭指揮を執る姿や、帳簿のエキスパート・勘定方の矢頭長助(岡村隆史)がそろばんを弾く一心不乱な表情、そして支え合う関係であるはずの二人が討ち入り予算を巡ってか、はたまた全く別の用立てなのか、柱を挟んで言い争う姿を捉える。さらに、毒見役の武士・大高源五(濱田岳)が茶人のような出で立ちで内蔵助と並び立ち頬を緩め、今から討ち入りを果たさんとする武士とは思えない柔らかな空気を漂わせるカットや、参謀の軍司・菅谷半之丞(妻夫木聡)が、顔を曇らせる内蔵助とは対照的に何やら大きな策を目論んでいること間違いなしの不敵な笑みを浮かべるショット、なかなか夫の仇討ちが実行されない状況に焦れたためか、凄むほど鋭い視線を向ける浅野内匠頭(阿部サダヲ)の妻・瑤泉院(石原さとみ)を写す。彼らは、それぞれの様々な思惑が交差する中で、“予算内の討ち入り”に一致団結できるのか?

『決算!忠臣蔵』
11月22日 全国公開
監督・脚本:中村義洋
原作:山本博文『「忠臣蔵」の決算書』(新潮新書)
出演:堤真一 岡村隆史 濱田岳 横山裕 妻夫木聡 荒川良々 石原さとみ 竹内結子 西村まさ彦 寺脇康文 上島竜兵 堀部圭亮 山口良一 鈴木福 千葉雄大 滝藤賢一 笹野高史 橋本良亮 木村祐一 板尾創路 村上ショージ 西川きよし 桂文珍 鈴鹿央士 阿部サダヲ
配給:松竹

【ストーリー】 今から約300年前。江戸城・松の廊下。赤穂藩藩主・浅野内匠頭(阿部サダヲ)は、かねてより賄賂まみれだった吉良上野介に斬りかかる。通常であれば喧嘩両成敗となるはずが、幕府が下した結論は、赤穂藩のお取り潰しと、内匠頭の即日切腹。吉良へはお咎めなし。突然藩主を亡くしたことで、浅野家は断絶、藩士たちは路頭に迷う。筆頭家老・大石内蔵助(堤真一)は、嘆く暇もなく、浅野家復活を願い出て、ひたすら残務整理に励む日々。しかし、御家再興にも当然、お金が必要。内蔵助は、幼馴染の勘定方・矢頭長助(岡村隆史)の力を借りて、亡き内匠頭の妻・瑤泉院(石原さとみ)の化粧料(嫁入りの時の持参金)をかき集める。その金額は、およそ800両(9500万)!しかし、金の使い道がわからない内蔵助は、長助らの助言も聞かず、行き当たりばったりの大盤振る舞い。金はどんどん減っていく。一方、浪人となった藩士たちは、宿敵・吉良への仇討ちを勝手に計画。加えて、江戸の庶民たちまでもが、赤穂浪士たちによる仇討ちを超熱望。やがて、大金をはたいた甲斐もなく、御家再興は幕府の決定であっさり却下。「なんでやねん!」ようやく討ち入りを決意したものの、もはや予算残高は、微々たるものに…。討ち入るのか討ち入らないのか、迷っているうちにも予算はさらに減っていく。前線基地として購入した屋敷も火事で全焼。浪士たちの日々の生活費や食費に家賃、江戸までの旅費、武器の購入等々、お金は出ていくばかりで、プロジェクトは超難航。挙げ句の果てには、やる気満々の浪士たちのリストラも余儀なくされる始末。一方、自分の金を勝手に使われている瑤泉院の怒りもエキサイトして…。果たして彼らは“予算内”で、一大プロジェクト“仇討”を、無事に“決算”することができるのか!?

(C)2019「決算!忠臣蔵」製作委員会