A.B.C-Z 橋本良亮が時代劇初挑戦!「横山裕くんの姿にとても痺れた」 堤真一 × 岡村隆史『決算!忠臣蔵』

赤穂藩君主・浅野内匠頭の仇討のため、浪士となった47人の藩士たちの物語の秘話を、主演に堤真一、共演に岡村隆史を迎え、『殿、利息でござる!』、『忍びの国』の中村義洋監督が映画化する『決算!忠臣蔵』が、2019年冬に公開される。このほど、第4弾キャストとして、A.B.C-Zの橋本良亮が出演することが発表された。

本作は、江戸城・松の廊下で人傷騒ぎを起こした責任で切腹させられた赤穂藩君主・浅野内匠頭の仇を晴らすため、浪士となった四十七人の藩士たちが、宿敵・吉良上野介に仇討した物語の仰天秘話を描く。大石内蔵助役として堤真一、内蔵助を支える貧乏なそろばん侍・矢頭長助役として岡村隆史がダブル主演を務める。

橋本良亮は、映画への出演が『劇場版 BAD BOYS J -最後に守るもの-』(2013)以来の二作目となり、時代劇は初挑戦である。橋本が演じるのは赤穂浪士・武林唯七(たけばやし ただしち)。史実では、仇敵・吉良上野介に一番太刀を付けた人物としてもその名を知られている。早くから討入りを主張する浪士きっての過激派で、不義・不正を憎む剛直な性格ながら、大事なところでどこかズレた、おっちょこちょいな部分も持つ、人間味の溢れる人物。討入りをめぐって右往左往する内蔵助に決断を迫る急進派の一人として、物語の重要な役割を担う。

撮影前「A.B.C-Zのセンターとしていいところを見せたいです」と意気込んでいた橋本。その言葉の通り、中村組のフレッシュな顔ぶれとして、豪華な共演陣を前に初日から堂々たる演技を披露した。その後も撮影は順調に進んだが、あるシーンでは納得がいかず20テイク以上重ねる場面も。うまくいかない苛立ちが募り、大声をあげ自分自身を奮い立たせるストイックなその姿は、「素晴らしい共演者の方々といいものを作りたいです」と語っていた橋本の真摯な姿勢を裏付けるものだった。本格的な時代劇の緊張感を乗り越え、ひと回りもふた回りも俳優として大きくなった橋本。それでもクランクアップ時には「やっとわかってきたところです。あっという間の一ヶ月半でした。まだまだ出来ます!」と、謙虚に答えつつ、物足りなさを感じるほど撮影に没頭していた様子を伺わせ、「また時代劇をやりたいです」と、今回の参加に十分な手応えを感じているようだった。

■橋本良亮(武林唯七役) コメント
今回このような貴重な機会を頂き大変光栄です。初めての時代劇挑戦でしたが、堤さんはじめ、キャストの皆さんスタッフの皆さんに助けていただきながら、とても濃密で幸せな時間を過ごすことができました。事務所の先輩である横山くんの俳優としての姿にもとても痺れました!笑いあり涙ありの内容になっているので、是非多くの方に見てもらいたいです!

■中村義洋(監督) コメント
別にヤッカミじゃないんですけど、イケメンのカッコ悪い様って面白いじゃないですか。橋本くんが演じた武林唯七は年収が170万円ほどで、御家断絶後も浪人となり、さらに困窮しまくる役なので、あの涼しげな橋本くんもどんどん薄汚く、余裕なく、カッコ悪くなっていくわけで…。たまらなく面白かったです!でも本人も楽しそうでしたから、ファンの皆さん、許してください。

■池田史嗣(プロデューサー) コメント
橋本さんは初参戦の中村組において監督から細やかな指導を受けつつ、どこまでもまっすぐにその演出に食らいつこうとする懸命な姿勢と、堤さんや事務所の先輩の横山さんをはじめとする、主演級だらけの錚々たる共演者たちとも積極的に言葉を交わし、沢山の刺激を受けている姿が印象的でした。史上初、全編関西弁の『決算!忠臣蔵』において、武林唯七は堀部安兵衛と共に貴重な江戸組メンバー。決して悪い人ではないものの、やる気が空回りして大石内蔵助を困らせてしまう面白い役どころ。劇中ではちょっとやんちゃでどこか憎めない、魅力的な橋本さんの姿をお見せできるかと思います。どうぞご期待くださいませ。

『決算!忠臣蔵』
2019年冬 全国公開
監督・脚本:中村義洋
原作:山本博文『「忠臣蔵」の決算書』(新潮新書)
出演:堤真一 岡村隆史 濱田岳 横山裕 妻夫木聡 荒川良々 石原さとみ 竹内結子 西村まさ彦 寺脇康文 上島竜兵 堀部圭亮 山口良一 鈴木福 千葉雄大 滝藤賢一 笹野高史 橋本良亮
配給:松竹

【ストーリー】 元禄14(1701)年3月14日。事件が起こったのは江戸城・松の廊下。「濁った水を綺麗にする」ことを強く願う清廉潔白な赤穂藩藩主・浅野内匠頭は、かねてより賄賂まみれだった吉良上野介の態度に据え兼ね、斬りかかる。通常であれば喧嘩両成敗となるはずが、幕府が下した結論は、浅野家のお取り潰しと、内匠頭の即日切腹。突然藩主を亡くし、お家断絶となり、赤穂藩士たちは路頭に迷う。要は江戸時代の優良企業倒産事件。現代に置き換えると、藩は会社、武士はサラリーマンということ。筆頭家老・大石内蔵助(おおいしくらのすけ/堤真一)は、嘆く暇もなく、勘定方・矢頭長助(やとうちょうすけ/岡村隆史)の力を借り、ひたすらリストラに励む日々。その努力や幕府への取次も虚しく、お家再興の夢は断たれてしまう。それでも一向に討入る様子のない内蔵助。だが、江戸の庶民たちは赤穂浪士たちによる、吉良上野介への仇討を超熱望。いつの時代も物事を動かすのは、なんとなくの時代の空気感。それは現代でも変わらない。ただそこで発覚した大変な事実。なんと、討入りするにも予算が必要。その上限は8400万。討入るのか討入らないのか、迷っているうちに予算はどんどん減っていく。しかし世間の空気的に仇討しないと絶対にまずい。どうする大石内蔵助!?予算の都合で、チャンスは一回。果たして彼らは“予算内”で、一大プロジェクト“仇討”を、無事に“決算”することができるのか!?

(C)2019「決算!忠臣蔵」製作委員会