桜井日奈子「お前、世界で一番めんどくせーぞ」間宮祥太朗を一蹴!『殺さない彼と死なない彼女』本編映像&新場面写真

重版10刷を突破した、新世代のSNS漫画家・世紀末による人気同名4コマ漫画を、間宮祥太朗、桜井日奈子のダブル主演で実写化する映画『殺さない彼と死なない彼女』が、11月15日より公開される。このほど、本作の本編映像「分け目が逆な小坂編」と新場面写真がお披露目となった。

本編映像は、学校からの帰り道での小坂(間宮祥太朗)と鹿野(桜井日奈子)の不器用で口の悪い会話にクスリと笑えるシーン。小坂が少し後ろを歩く鹿野に何か言って欲しそうに何度も振り返る。しびれを切らしたかのように小坂が「…なぁ、お前、なんか気づかない?今日」と話を振るが、それでも鹿野は分からない。小坂が気付いて欲しかったのは、「俺の髪型!分け目がいつもと逆だろーが!言わせんなよ」と、まさかの分け目の違い。が、鹿野は「どうした?今のお前、世界で一番めんどくせーぞ」と冷静に半ばあきれ顔で一蹴。小坂は「うっせえ、殺すぞ!」といつもの口癖を言いながら分け目をもとに戻す。小坂はツンデレな一面を露呈させたのか、それとも鹿野との会話を盛り上げるための優しさからの渾身の話題なのか?対する鹿野の低いテンションや殺伐とした言葉遣い、小坂とのやりとりについて、これまで対照的なキラキラした雰囲気の女子高生役が多かった桜井は、「作り込み過ぎていないテンションで、やり取りがすごく心地良かったです」と、より自分に合った役であるとも語る。また、本作は照明を使わず自然光のみで撮影をしており、映像ではそんな絶妙な光を感じることができる。

監督を務める小林啓一は、リストカット常習者で“死にたがり”な少女・鹿野ななを演じる桜井日奈子について「今回、桜井さんは世間のイメージと一番ギャップのある役柄を演じていて、ある意味“殻を破った”作品になるんじゃないかと思う」と語るが、場面写真ではそのギャップのある一面が切り取られた。鹿野が口にくわえるイカ焼きは、小坂が買ってきて「食え」と差し出したもの。少しかじるだけだったはずが、勢いよくかぶりつき、偶然にもイカ焼きを丸々くわえた状況が生まれ、本編ではくわえたまま「おいひぃ!」としっかりセリフを言っている。場面ごとにかなりの数のテイクを重ねて撮影が行われた本作だが、このシーンはアドリブ的な面白さが受け入れられ、珍しくリテイク無しとなった。

『殺さない彼と死なない彼女』
11月15日(金) 新宿バルト9ほか全国ロードショー
監督・脚本:小林啓一
原作:世紀末「殺さない彼と死なない彼女」
音楽:奥華子
主題歌:奥華子「はなびら」
出演:間宮祥太朗 桜井日奈子 恒松祐里 堀田真由 箭内夢菜 ゆうたろう 金子大地 中尾暢樹 佐藤玲 佐津川愛美 森口瑤子
配給:KADOKAWA ポニーキャニオン

【ストーリー】 何にも興味が持てず、退屈な学生生活を送っている高校三年の小坂れい(間宮祥太朗)。ある日、小坂は教室で殺されたハチの死骸を埋めているクラスメイト・鹿野なな(桜井日奈子)に出会う。虫の命を大切に扱う心優しい一面を持ちながら、ネガティブな言動で周囲から孤立し、リストカット常習者で“死にたがり”の鹿野に興味を抱く小坂。“ハチの埋葬”をきっかけに、二人は一緒にいることがあたりまえになっていくのだが…。

©2019映画『殺さない彼と死なない彼女』製作委員会