中村倫也、悩める女子大生に失敗のススメ「正しい転び方を学べばいいと思う」

世代を超えて愛され続ける、ディズニー不朽の名作を空前のスケールで実写映画化し、8月25日時点で興行収入120億円を突破した『アラジン』のMovieNEXが、10月9日より発売中。同日、聖心女子大学内マリアンホールにて『アラジン』MovieNEX発売記念イベントが開催され、日本語吹替キャストとしてアラジン役を務めた中村倫也が出席した。

中村がホールに登場すると、待ちわびた女子大生から黄色い歓声が。女子大でのイベントということで「アラジンと同じように、男性が女子大に行くのは胸が躍る冒険」と冗談で笑わせた。

本作の吹き替えを担当するにあたり、オーディションを受けたという中村。そのときに初めて映像を観たそうで「リアルになることによって、魅力が損なわれることもあると思ったけど、こんなにもたくましく力強く繊細」で驚いたことを明かし、「オーディションでそれが観られたので、受からなくてもいいや(笑)」と思っていたことを暴露した。

ジーニーの吹き替えを担当した山寺宏一とは、セリフを別々に録っていたという中村。「僕のセリフを真ん中ぐらいまで録ったときに、山寺さんのジーニーの声が全部入った」そうで、そこから全く違う芝居をすることができるようになり「山寺さんに声だけで引っ張り上げてもらって。あまりにも完成度が違うので、ジーニーとの会話を頭から録り直してもらった」と述べて会場を驚かせた。

悩める学生からの質問で「リーダーシップを上手くとる方法」を聞かれた中村。「僕は誰よりも先に恥をかく。失敗してみることを心がけている。僕はスターみたいな存在ではないので、まずは失敗して、笑ってもう一回やる」とコメントし、「周りの力を借りばいいんだよ」と優しくアドバイスした。続けて自分の長所が分からないという学生には「人のことは分かるのに、自分のことって分からないんですよね」と同調しつつ、「若い頃、役者のことで悩んでいたときは、先輩に『俺ってどんな人ですか?』って聞いてましたね。誰かが言ってくれるので、インプットして。自分という生き物は周りが決める気がする。友達にいいところを聞いて、フラットに受け止めればいいんじゃないか」と語った。

最後に、悩みを抱える学生たちに「僕は上手くいくわけないと思ってやっている。だからこそ成長を実感できるし楽しい。失敗の仕方を学ぶと、成功の仕方が見えてくる。いっぱい失敗することが若者の特権。正しい転び方を学べばいいと思う」とアドバイスして、これから社会に飛び出していく学生たちを勇気づけていた。

『アラジン』
9月25日(水)先行デジタル配信開始
10月9日(水)MovieNEX発売/ブルーレイ&DVD レンタル開始

■MovieNEX<実写版> ¥4,200+税

■4K UHD MovieNEX<実写版> ¥6,000円+税

■MovieNEXコレクション(期間限定)<実写版&アニメーション> ¥8,000円+税

【ボーナス・コンテンツ】
●撮影の舞台裏
●未公開シーン
●NGシーン集
●「スピーチレス~心の声」などのミュージック・クリップ
●未公開曲「デザート・ムーン」

■4K UHD<アニメーション> ¥5,800円+税

『アラジン』
監督・脚本:ガイ・リッチー
脚本:ジョン・オーガスト
音楽:アラン・メンケン
出演:メナ・マスード ナオミ・スコット ウィル・スミス マーワン・ケンザリ ナヴィド・ネガーバン ナシム・ペドラド ビリー・マグヌッセン
日本語吹替キャスト:中村倫也 木下晴香 山寺宏一 北村一輝 沢城みゆき 平川大輔 多田野曜平

【ストーリー】 ダイヤモンドの心を持ちながら、本当の自分の居場所を探す貧しい青年アラジン(メナ・マスード)が巡り合ったのは、王宮の外の世界での自由を求める王女ジャスミン(ナオミ・スコット)と、“3つの願い”を叶えることができる“ランプの魔人”ジーニー(ウィル・スミス)。果たして3人はこの運命の出会いによって、それぞれの“本当の願い”に気づき、それを叶えることはできるのだろうか?

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