今年のはじめ、フェイスブックの創設者マーク・ザッカーバーグが語った2016年の目標は、マーベルの『アイアンマン』のトニー・スターク(ロバート・ダウニーJr.)にとってのジャービス(ポール・ベタニー)のような存在の人工知能(AI)を作ることだと語っていた。そしてついにそのシステムを開発し、紹介動画を公開した。The Hollywood Reporterほか米メディアが伝えている。
この執事の名前は、『アイアンマン』のAIと同じ「ジャービス」。声はモーガン・フリーマンが担当している。
ザッカーバーグは動画の中で、ジャービスに部屋の明かりを調節させたり、室温管理、トーストを焼くことまで任せている。ジャービスは音楽も流せるが、ザッカーバーグがカナダの人気バンド、ニッケルバックの名曲を流すように命じると、「ニッケルバックには名曲なんかありません」と返事してきた。
この動画では、ザッカーバーグの妻プリシラ・チャンと小さな娘マックスの姿も見られる。彼がほかの声も試している場面では、アーノルド・シュワルツェネッガーがマックスに「彼女を止めろ! 逃げようとしているぞ!」と言っているのが聞こえる。
ザッカーバーグはこの動画を”a fun summary”(楽しい概要)と呼んでいる。
↓早く起きた娘のマックスを楽しませてくれたり、玄関に誰が訪ねてきたか(ザッカーバーグの両親)を教えてくれたり、新しいシャツを用意してくれたりもするジャービス。ジャービスと話したくなければメールで指示することもできる。
↓みんなが外出するのでジャービスがひとり優雅な時間を過ごそうと考えているのに、ザッカーバーグに「そうそう、裏庭にゴミも出しといて」と言われたジャービスは、「アベンジャーズになれる日までは…」とボソリ。
↓最初のころは、ジャービスは簡単なことだけをしていたけど、だんだん込み入ったこともできるようになってきた。ジャービスが壊れていて部屋が寒くなったり、最初はおかしな声で嫌だったけど声も変えたら良くなったし、だんだんジャービスのいる生活に慣れてきたと、妻のプリシラ・チャンが語っている。