ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンの二大アカデミー賞俳優が主演を務めた2007年公開のヒューマンドラマを原案に、主演に吉永小百合、共演に天海祐希を迎えて新たに映画化する『最高の人生の見つけ方』が、10月11日より公開される。このほど、10月8日にスペースFS汐留にて公開直前イベントが開催され、キャストの吉永小百合、天海祐希が登壇した。
映画上映後の会場に吉永と天海がサプライズゲストとして登壇すると、驚いた観客から大きな歓声が。歓喜の拍手で迎えられた吉永は「9月の初めのジャパンプレミア以来、東京にコンビで戻ってまいりました。どういう漫才をいたしますか?」とジョークを飛ばし、天海も「全国いろいろ行かせていただいて、また東京の皆さんにお目にかかれて非常に嬉しいです」と笑顔で語った。
イベントでは観客からの質問を受け付けることに。お互いの初対面の印象について聞かれると、「初めて会ったのは18年前」と述べた吉永は、「めちゃくちゃ綺麗な方だと思いました」と当時の天海の印象を明かすと、天海が「めちゃくちゃ大きいと思いませんでしか?」と吉永に詰め寄って会場が爆笑。続けて吉永が天海について「まだ背が伸びてるんですよ!」と会場に投げかけると、慌てた様子の天海は「誤解を生みますから!? ヒールを履いてるから伸びてるだけです(笑)」と弁解していた。
対して天海は吉永との初対面時に「吉永小百合さんだ!」と思ったそうだが、「お話をさせていただくと、包み込むオーラとは別に、とても親しい感じで接してくださって。こんな女神のような方がいるのかと思った」ことを告白し、「自分で発光されているでしょ?」と観客に同意を求めていた。
劇中に登場する“やりたいことリスト”にちなみ、今やりたいことを聞かれた二人。「いっぱいありすぎるのが問題」という吉永は、「スポーツが好きなので、もっといろいろなスポーツが知りたい。特に清水(希容)選手の空手の型を見て、かっこいいなあと思っているのでやってみたい」と衝撃の告白。
対して天海は「今の人生が、日々ありがたい。これ以上望んだらいけないんじゃないかと思って」と述べ、質問をした天海の大ファンだという女性に「私を応援する気持ちと同じぐらいの気持ちで自分を応援してください」とエールを送り、感動して泣き出したファンに「泣かない!」と叱責して会場を爆笑に包んでいた。
イベントの最後には「吉永の大ファンだという父に感謝を伝えたい」という一般ファンが駆けつけ、父娘2人がステージに登壇。吉永が娘からの感謝の手紙を代読すると、会場は大きな感動に包まれた。手紙を読み終えた吉永は、「30年前に亡くなった父を思い出しました。この作品を父に見てもらえれば」と目を潤ませていた。
『最高の人生の見つけ方』
10月11日(金) 全国ロードショー
監督:犬童一心
アダプテーション脚本:浅野妙子 小岩井宏悦 犬童一心
主題歌:竹内まりや「旅のつづき」(ワーナーミュージック・ジャパン)
出演:吉永小百合 天海祐希 ムロツヨシ 満島ひかり 賀来賢人 鈴木梨央 駒木根隆介 ももいろクローバーZ 前川清
配給:ワーナー・ブラザース映画
【ストーリー】 人生のほとんどを“家庭”に捧げてきた“大真面目な主婦”北原幸枝(吉永小百合)、人生のほとんどを“仕事”に捧げてきた“大金持ちの女社長”剛田マ子(天海祐希)。余命宣告され初めて人生の虚しさに気付いた二人は、たまたま手にした12歳の少女の「死ぬまでにやりたいことリスト」を実行するという、ありえない決断をする!今までの自分なら絶対にやらないことも、自らの殻を破って初体験!自分らしく生きることの楽しさに出会えた二人に、ある奇跡が待っていた…。
©2019「最高の人生の見つけ方」製作委員会