ベルリン国際映画祭で賛否両論!実在の連続殺人犯の凶行『屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ』2020年2月公開!

第69回ベルリン国際映画祭のコンペティション部門に出品された、ドイツの名匠ファティ・アキン監督最新作『The Golden Glove』(英題/原題:Der Goldene Handschuh)が、邦題『屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ』として、2020年2月14日より公開されることが決定した。

本作は、ドイツ・ハンブルクで1970年代に実際に起きた連続殺人事件の犯人フリッツ・ホンカについての物語を、同名のベストセラー小説をもとに映画化。一見無害で負け犬に見えるフリッツ・ホンカは、夜な夜な行きつけのバー“The Golden Glove”へやってきては孤独な女性たちに近づいていく。衝撃的な内容ゆえに今年のベルリン国際映画祭で最も賛否両論を巻き起こし、上映では場内が熱狂、記者会見では批評家たちからファティ・アキン監督の演出力、主人公フリッツ・ホンカを演じたヨナス・ダスラーのパフォーマンスに称賛が贈られた。

監督を務めるのは、ドイツの名匠ファティ・アキン監督。2004年に『愛より強く』でベルリン国際映画祭の最高賞である金熊賞、2007年に『そして、私たちは愛に帰る』でカンヌ国際映画祭脚本賞、2009年に『ソウル・キッチン』でベネチア国際映画祭審査員特別賞と、30代のうちに世界三大国際映画祭のすべてで主要賞受賞の快挙を成し遂げ、前作『女は二度決断する』では第75回ゴールデン・グローブ賞外国語映画賞、第70回カンヌ国際映画祭主演女優賞(ダイアン・クルーガー)を受賞した。

主人公フリッツ・ホンカを演じたヨナス・ダスラーは、舞台を中心にドイツで活躍する新進気鋭の実力派若手俳優。初主演作『LOMO – THE LANGUAGE OF MANY OTHERS』(英題)と今年5月に日本でも公開された『僕たちは希望という名の列車に乗った』でバイエルン映画賞新人賞を受賞し、2019年のアカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた『Never Look Away』(英題)にも出演。本作では、毎日特殊メイクに3時間かけて、折れ曲がった鼻、特徴的な斜視、極度に猫背のフリッツ・ホンカへと大変身し、ユーモラスで人間味がありながらも、観るものを縮み上がらせる狂気に満ちた演技で強烈な印象を残した。

『屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ』
2020年2月14日(金)より、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー
監督・脚本:ファティ・アキン
出演:ヨナス・ダスラー マルガレーテ・ティーゼル ハーク・ボーム
配給:ビターズ・エンド

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