文豪ロマン・ガリの自伝小説を映画化!母子愛に感動!『母との約束、250通の手紙』予告編

フランスの作家ロマン・ガリによるベストセラー自伝小説「夜明けの約束」の映画化となる、セザール賞4部門ノミネート(主演女優賞、脚色賞、衣装デザイン賞、美術賞)、フランスで動員100万人を超える大ヒットを記録した映画『母との約束、250通の手紙』が、2020年1月31日より公開される。このほど、本作の予告編とポスタービジュアルがお披露目となった。

フランスを理想化するユダヤ系ポーランド人移民の母親と、その母からフランス大使にして大作家になる将来を託された息子。本作は、第二次世界大戦下の混沌とした時代に翻弄されながらも、強すぎるほどの絆で、互いの存在だけを頼りに生き抜いた親子の愛を描く。

予告編は、人生のすべてを息子に捧げる母ニーナ(シャルロット・ゲンズブール)と、混乱した時代の中でそれに応えようと全力で駆け抜けた息子ロマン(ピエール・ニネ)の強く深い絆を映し出す。「私の息子は作家になる 偉大になるのよ!」と周囲の嘲笑のなか高らかに宣言するニーナに対し、「母の途方もない夢を叶える」とロマンも小さなころからその期待を裏切らないように母の言いつけだけを信じ成長していく。大人になり文学の道に進んだ矢先、戦争に駆り出され大けがを負うロマン、しかしそんな状況でも「どんな時も書き続けなさい 死ぬのは許さない」と遠く離れた母の手紙が届き続ける。年老いたニーナの「帰ってきた時お前が許してくれますように」という言葉の真意が明らかになったとき、ロマン・ガリを伝説の作家に育て上げた母のこれまでの異常にも見えた愛の本当の意味を知る。

ポスタービジュアルには、愛情あふれる視線をロマンに向けるニーナや、幼少期の幸せな親子が捉えられている。

『母との約束、250通の手紙』
2020年1月31日(金)より、新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国公開
監督・脚本:エリック・バルビエ
原作:ロマン・ガリ「夜明けの約束」
共同脚本:マリー・エイナール
出演:ピエール・ニネ シャルロット・ゲンズブール ディディエ・ブルドン ジャン=ピエール・ダルッサン キャサリン・マコーマック フィネガン・オールドフィールド
配給:松竹

【ストーリー】 破天荒でパワフルなシングルマザーのニーナ(シャルロット・ゲンズブール)は、息子のロマンが将来フランス軍で活躍し勲章を受け大使となり、作家としても成功すると頑なに信じ、その才能を引き出すことに命を懸けていた。母の強すぎる期待と愛情を一心に受けて育ったロマンは、その溺愛の重圧にあえぎながらも、母の途方もない夢を叶えると幼心に決めていた。ニーナは、学生寮にも頻繁に電話をかけ檄を飛ばし、自由フランス軍に身を投じ病に倒れ生死の境をさまようロマン(ピエール・ニネ)の下へも、激励の手紙を送り続けた。ついにロマンはパイロットとして活躍し、同時に念願の小説が出版されることに。しかし相変わらず届き続けるニーナの手紙には、なぜか息子の作家デビューを喜ぶ様子はなく…。